仏教のインド、菩提樹はクワ科だが真如堂の菩提樹はもとより、日本の寺院に植えられている菩提樹は中国原産のシナノキ科で両者は異なる種類という。
仏教が中国に伝わった時、インドの菩提樹は中国では育たなかったので、これに似た葉を持つ中国原産のこの木を「菩提樹」と呼ぶようになったという。
菩提樹は仏教三聖木の一つで、この木の下でお釈迦さまが悟りを開かれたとされている。
毎年6月半ば、葉脇から散房状の集散花を下向けに出し、淡黄色の香りよい花を咲かせる。
真如堂の菩提樹の樹齢は200年から250年ともいって古木である。
境内には美しいアジサイも咲いている。
独特の甘い香が漂う菩提樹を見上げ、綺麗なクリーム色の花は左京区の「区民の誇りの木」になっている。(6/5撮影)
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