30日、洛西ニュータウンの南西にある大蛇ヶ池に、スイレンの花を見に出かけた。
池の周囲には竹や樹木があってウグイスがホーホケキョと鳴き、東屋もあり初夏の光を受けていた。
この「大蛇ヶ池」と名付けられた池は、大原野上里地域の田畑を潤すため1919(大正8)年に完成した用水池という。
西山は標高が低く貯水機能が十分ではなかったため、河川の流れる水量が少なく、この地域の人たちは用水の確保に苦労していたそうである。
この池が水利目的で築造(明治34)されて以来、30数町歩(約10万坪)の田園で現在も米作りができている。
スイレンの芯に昆虫(ハナモグリ)が無数にきて潜っていた!
現在は大蛇ヶ池を中心とした公園になり、初夏スイレンやコウホネなどの花が咲ている。
大蛇ヶ池の眺めは美しく、小塩山や善峯寺、ぽんぽん山方面まで開けており、池の水面に映える景色を満喫した。
湿地のあるところではハナショウブが咲いていた。
大蛇ヶ池公園は近くの方々の散歩コースや近隣の幼稚園、区内の小学校の遠足の地となっている。
雑草かとおもうほど小さな花(オオニワゼキショウ)や野バラも咲いていた。
花は下向けにしてカエデ科のトウカエデが咲いている。ヤマザクラのサクランボも黒紫色に熟していた。
池の周囲には緑豊かな自然に囲まれた大原野の長閑な里山あった。(5/30撮影)
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