慶長12(1607)年、天満宮造営の際、西ノ京氏子の人々がこれを祝って新鮮な農作物で神輿を作って奉納したのが今に受け継がれるずいき祭の始めである。
神幸祭の行列一行は15時30分ごろに上ノ下立売通西大路西入るにある御旅所に到着した。
行列に参加した稚児たち、歩き疲れご苦労さん、御旅所はもうすぐ近い・・・。
御旅所境内と参道には多くの縁日出店が立ち並び、大勢の参拝者で秋祭りの賑わいとなっていた。
御旅所に飾られる“ずいき祭”は、平安期より西之京氏子が、サト芋の茎で屋根を葺き、赤ズイキ(唐の芋)と白ズイキ(真芋)の二種類で飾っていた。
稚児による「八乙女・鈴舞」「八乙女・田舞」が奉納された。
また神輿の各部はすき間もなく野菜や穀物や湯葉・麩などの乾物類で埋められていた。
四隅の瓔珞(ようらく)は、白ゴマ・九条ネギの種・水菜の種・赤茄子・柚子・五色唐辛子などで埋め尽くしている。
ずいき神輿は京都市の無形民俗文化財に指定されている。
祭は、10月1日に神幸祭の行列が北野天満宮より御旅所に渡御、4日に御旅所から北野天満宮への還幸祭が行われ5日まで続くという。(10/1撮影)
<お旅所 神幸祭>
住 所:京都市中京区西大路通上ノ下立売西入ル西ノ京御輿岡町
北野神社 御旅所/御輿岡神社
拝 観:拝観自由
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