境内では、一日のあいだに白から紅色へと色を変えるスイフヨウが約1500本咲いている。
スイフヨウは八重咲きで、朝は純白、午後は淡い桃色に変化して夕方から夜半にかけて紅色になってくる。
中国ではスイフヨウを酒に酔って頬を染める‘楊貴妃’の美しさにたとえ、お酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似て酔芙蓉の名が付いたと言う。
花言葉は「繊細の美、淑やかな恋人」という、美人の例えに使われている。
芙蓉には一重のものと八重のものがあり、昔から茶花として使われてきたという。 紙の原料や下駄の緒など、また花や葉の粉末は腫れ物の特効薬として使われていたという。
朝は純白く咲き、昼頃から淡い桃色に染まり始め、夕方には紅色に変わるといい、一日花のはかなく諸行無常の悟りを教えている。 (9/30撮影)
<酔芙蓉の寺・大乗寺>
場所:京都市山科区北花山大峰町38-1
電話:075-591-5488(お問合せは17時まで)
拝観:無料
交通:地下鉄東西線「御陵駅」下車、徒歩15分
駐車場:有り
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