2014年10月1日水曜日

山科 大乗寺 スイフヨウ

30日、地下鉄東西線の御陵駅から住宅街をぬけて急な石段を上ると大乗寺がある。小高い緑に囲まれた大乗寺は「酔芙蓉の寺」として有名になり、境内がスイフヨウの花で埋め尽くされ見ごろ迎えている。
境内はスイフヨウの花で埋め尽くされ見ごろ迎えている。
地下鉄東西線の御陵駅から住宅街をぬけて急な石段を上ると大乗寺がある。境内では、一日のあいだに白から紅色へと色を変えるスイフヨウが約1500本咲いている。
芙蓉は庭先や公園など、どこにでも目にすることができるが、同寺の1000本以上あるスイフヨウは珍しく今年も参拝した。
二日酔いのスイフヨウは白い花にもたれていた!スイフヨウは八重咲きで、朝は純白、午後は淡い桃色に変化して夕方から夜半にかけて紅色になってくる。
逆光線も美しい・・・。
中国ではスイフヨウを酒に酔って頬を染める‘楊貴妃’の美しさにたとえ、お酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似て酔芙蓉の名が付いたと言う。
花言葉は「繊細の美、淑やかな恋人」という、美人の例えに使われている。

芙蓉には一重のものと八重のものがあり、昔から茶花として使われてきたという。 紙の原料や下駄の緒など、また花や葉の粉末は腫れ物の特効薬として使われていたという。
大乗寺の開基は戒禅比丘隆韶大和尚といわれ、禅宗系の寺から法華の寺に改宗されたと伝えられている。
代々尼寺として受け継がれてきた無本山の寺だったが、約200年前に法華宗の大本山本能寺の末寺となったという。
山科に転住後、荒れ寺の復興に努め、スイフヨウの苗100本寄贈を受け、挿し木して約1500本まで増やし今日のように大乗寺は「酔芙蓉の寺」となった。
種が飛んできて生えて「くす玉芙蓉」と名付けた。
ホトトギスの花。朝は純白く咲き、昼頃から淡い桃色に染まり始め、夕方には紅色に変わるといい、一日花のはかなく諸行無常の悟りを教えている。 (9/30撮影)
<酔芙蓉の寺・大乗寺>
場所:京都市山科区北花山大峰町38-1
電話:075-591-5488(お問合せは17時まで)
拝観:無料
交通:地下鉄東西線「御陵駅」下車、徒歩15分
駐車場:有り

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