2019年7月8日月曜日

祇園祭 長刀鉾 太平の舞

5日、午後3:00から町会所で神事始めの儀式「吉符入り」を行ない、山鉾巡行(17日)で先頭の大役を務めるお稚児さんが長刀鉾の上で舞う「太平の舞」が披露された。
お稚児さんの中西望海君(10歳)。
禿(かむろ)の杉本崇晃君(11歳)と竹内瑛基(9歳)が現れた。
四条通に面した町会所の二階に華やかな毛氈が引かれ、祇園囃子の音色が響き渡る中、15時10分ごろ、お稚児さんと介助役の禿が登場した。
中西君はクジャクの羽を飾った「蝶蜻蛉の冠」、鶴を描いた振り袖、若草色の袴姿で舞を披露した。
最初はスローテンポ、除々にアップな調子でおこなわれ、介助役の禿たちもうちわを大きく動かした。
お稚児さんと禿2人は、太平の曲に合わせ真剣な表情をして舞をしていた。
囃子の曲に合わせながら、お稚児さんは両手を大きく高く上げ、外に向かって左右に大きく身を乗り出しバチと太鼓をトントンと鳴らした。
町会所の儀式「吉符入り」の神事は非公開であり、『太平の舞』は、祭の無事を祈願しておこなうものである。
四条烏丸の町会所前は「太平の舞い」を観る市民、観光客で溢れ行き交うバスや車などが混雑した。(7/5撮影)

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