2015年9月17日木曜日

伏見 勝念寺 萩振る舞い

伏見丹波橋の勝念寺(しょうねんじ)は、織田信長公ゆかりの寺としで、通称「かましきさん」と呼ばれ地元に親しまれている。
15日、境内一面に美しく咲きそろう萩の花を愛でてもらうため「萩振る舞い」として道行く人々に山門を開放しているの行って来た。
ヒガンバナやハギ、シュウメイギクも咲いて秋真っ盛りの様子であった。
狭い境内だが満開のハギの色とりどりな「花のトンネル」も潜り抜け、他では観賞したことない美しい花を観ることができる。
萩振る舞いと称し、ハギの花23種類が植えられ、赤や白、ピンクや斑入りもあり早咲きや遅咲きがあって、場所により日当たりが異なるため、一斉に咲き誇ることはなく楽しめる。
当寺に植えられている宮城野萩、宮城野萩白、錦萩赤萩、錦萩白花、咲き分け萩、嵯峨錦萩、武蔵野萩、筑紫萩、五月雨萩、深山萩(ダルマ萩)、底紅萩の数々、それぞれ微妙に違った。
飛鳥野萩、牡丹萩、斑入り萩、琉球萩、江戸絞り萩、屋久島萩、蒔絵萩、蒔絵萩赤花、蝦夷萩、山萩、雲南萩と狭い庭には萩の花が咲いていた。
ことしもハギは23種類「庭田二季咲き萩」もあったが見当たらなかった。
勝念寺は、浄土宗・知恩院の末寺で安養山 往生院と号し、1587(天正15)年に貞安上人によって開創された。
時の信長公が深く帰依し、地蔵堂には信長公より賜った手に握れるほどの珍しい小像の『閻魔法王自作霊像』が安置されている。
身代わり釜敷地蔵尊(かましきさん)と呼ばれた所以は、地獄で釜茹でにされて苦しんでいる人の身代わりとなって、自ら煮えたぎる釜の中に入り、苦しむ人の苦を取り除き、幸せへと導いて下さるお地蔵さまで江戸時代より地元の人々は深い信仰を集めている。
伏見丹波橋の勝念寺の行き方は近鉄・京阪電車で下車、西出口から100m丹波橋通り左折、200m南側にある。つづいて出町柳の常林寺へ(9/15撮影)
<勝念寺「萩振る舞い」>
住   所:京都市伏見区石屋町521番地
電   話:075-611-1606
境   内:無料
交   通:京阪・丹波橋駅から徒歩5分
駐  車 場:4台あり

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