2010年4月1日木曜日

京都府庁旧本館 春の一般公開と観桜会

つづき・・・府庁旧本館では「春の一般公開 観桜会」が始まっている。松室重光氏は西洋建築を学び28歳の時、ルネサンス様式で京都府庁の設計を任された。2階から
中庭しだれ桜旧本館の中庭には、美しいしだれ桜とソメイヨシノや容保桜(かたもりざくら)など6本が植えられている。和と洋の美しい庭を形成して隠れた桜の名所になっている。
公開は3月23日から4月4日までで、旧本館中庭中央のしだれ桜の開花に合わせて行われるもので府民の桜としも有名で入場無料。
中庭は桜が美しく咲いていたしだれ桜は八分咲き中庭中央のしだれ桜は、「桜守」として知られる造園家の16代佐野籐右衛門氏によると、氏の父である先代とともに昭和30年代に円山公園のしだれ桜の実生木(みしょうぼく:種から育った木)を植えたもので、円山公園の初代しだれ桜の「孫」にあたり繊細で妖艶な遺伝子を受け継いでいるという。特徴は花梗松平容保の名を取って付けられた
また、容保桜はヤマザクラとオオシマザクラの特徴を併せ持つ珍しい品種で通常のヤマザクラより大輪で、花梗(花軸から分かれ出て、先端に花をつける小さな枝)が長いことが特徴とのことだ。幕末、この地に上屋敷を構えた京都守護職で会津藩主の松平容保公にちなみ「容保桜」と命名された。職員が桜のインタビューを受けていた
場所を変え、様々な処から観る桜がよい明治時代に建てられた由緒ある建築で京都府の庁舎として使われてきた。
昭和46年まで使用されていた旧知事室の公開など中庭と回廊は普段も出入りは開放しているが、観桜会の時は茶会や様々なイベントも行われ見学者で賑やかな期間となる。2階、北北西から観た桜
花びらが風に舞い落ちる幻想的な光景に中庭、旧本館2階の窓越しに見る場所を変えて、かわる桜の表情をクラシックな建物を背景に枝を伸ばす姿はとても素晴しい!桜が美しく咲き誇り、時折風に花びらが舞い落ちる幻想的な光景に訪れた人々は感激の様子だった。
春の一般公開は3月23日~4月4日まで13日間、この桜を愛でる観桜会が開催される。(完)
<京都府庁旧本館と春の一般公開>
場所:京都府庁旧本館(上京区下立売通新町西入)
期間:3月23日(火)~4月4日(日)
開館時間:午前9時~午後5時
入場:無料 ※駐車可能
交通:市バス「府庁前」下車北へ徒歩5分
   地下鉄「丸太町」駅下車西へ徒歩10分

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