2020年4月14日火曜日

仁和寺 御室の桜

仁和寺のある双ケ丘の辺り一帯は御室(おむろ)と呼ばれていて、遅咲きの“御室の桜”が有名、9日行った。
真言宗御室派総本山の寺院で山号を大内山、創建は平安時代である。
皇室とゆかりの深い寺で、出家後、宇多法皇がこの寺を住居としたことから「御室御所」と呼ばれるようになったという。
ソメイヨシノと御室の桜。
仁和寺の御室の桜、八重の大沢桜は、花弁は約10枚で淡い紅紫色、縁に細かいギザギザがある。
晩めに咲くという緑の桜、御衣黄桜(ぎょいこうざくら)、有明桜は白色で香があるという。
中門に五重塔が見える。
左手に、湧き上がる雲のような御室の桜が目に飛び込んでくる。
御室桜の特徴は樹高が低く、根元より単弁の香の高い白花を咲かせているという。
桜満開…至福のときを感じた。
澄み切った青空と五重塔。
仁和寺の御室の桜。

境内に二百余株が植えられている。
開花はソメイヨシノより一週間から十日前後遅く、京都の春の終わりを飾っている。
八重咲の「楊貴妃」や美しく咲く「関山(かんざん)」がある。
宇多天皇(第59代)が落成し、「西山御願寺」になり、やがて年号をとって仁和寺となったという。
他には「車返し」や欝金(うこん)などがある。
明治維新以降は、仁和寺の門跡に皇族もなくなり、「旧御室御所」と称するようになったという。
紅枝垂れ桜と弘法大師を奉る御影堂。
左、派手ではないが白い花で「うわみずサクラ」と言う。
仁和寺の門跡を継承されたことで“御室御所”と呼ばれいて、なお1994 (平成6)年にユネスコの世界文化遺産に登録されている。(4/9撮影)

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