2020年4月13日月曜日

上七軒 梅ひなさんの衿替え

7日、上京区上七軒通りは社家長屋町に位置し、北野天神さんの東門から花街あり街並みには風情があり、午後3時からと思っていたが、梅ひなさんの衿替えは午後2時からで半分は既に終了していた!
今日の主役「梅ひな」さんは、女衆(おんなし)さんとともに姿を魅せ、各御贔屓筋にご挨拶に回った。
女衆さんが『梅ひなさんが襟替えのご挨拶にまいりました』と言うと、梅ひなさんが「あかあさん、どうぞご贔屓に・・・」と挨拶、女将さんが「おめでとうさんどす、おきばりやす!」の声が聞えてきた。
置屋「梅乃」さんの梅ひなさんは、舞妓さんを卒業し着物の襟をこれまでの赤襟から白襟に変えることから『襟替え』といわれるもので、芸妓(げいこ)さんになる儀式である。
上七軒の梅乃さんの梅ひなさんの衿替え。
鬘が好く似合っていた。
女衆さんの先導で各お茶屋やお店を回り、梅ひなさんは「今後ともご贔屓、おたの申します」と挨拶した。
芸妓には、舞専門の「立方(たちかた)」と演奏専門の「地方(じかた)」があるが…。
芸妓になる一週間から10日位前から、豪華な 「先笄(さっこう)」を結という。
襟替えでは、先笄と呼ばれる髷(まげ)のついた髪に、女将やお姉さんにハサミを入れる、力士の断髪式の様なもの…。
芸妓になって何が嬉しいかというと、髪の毛を気にしながら眠らなくてもよくなる事なのだそうという。
梅ひなさんは20歳と思えない落着きぶりで陽が射し、白粉と黒紋付が光っていた。
華やかな襟替え、写真家のために梅乃さんの前で「襟替え」記念撮影をした。
女衆さんと梅ひなさん、今日はご苦労さんでした。(4/7撮影)

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