下鴨神社 京の流しびな

3日、11:00から下鴨神社で「京の流しびな」の神事が営まれた。3月3日の桃の節句、恒例の「流しびな」は29回目を向え、境内を流れる御手洗川で行われた。 京の流しびなの「桟俵」は、赤衣に金の袴烏帽子、簡素な白梅模様の可憐な夫婦雛、日本古来の伝統行事で人形に災厄を託し、川や海に流すことによって厄祓いする習慣から始まった。

平安貴族の公家（くげ）の正装の束帯姿と十二単、正式名は“五衣唐衣裳”（いつつぎぬ、からぎぬ、も）の衣装で男性と女性の順で流し雛は流された。

京の流しびなの神事が営まれ、皆お祓いを受けた。

平安装束の束帯（そくたい）姿と十二単（ひとえ）の正装の男女が桟俵（さんだわら）の小舟に乗せた人形を境内の御手洗川に放した。

宮川町・堀八重さんの舞妓が二人が来てくれて華やかになった。

堀八重さんの舞妓のふく朋ちゃんとふく友梨ちゃんのお二人。

堀八重さんの舞妓のふく友梨ちゃんは1月22日デビューホヤホヤである！

近隣の二組の幼稚園代表が桟俵を貰い、小さな姿で歩みそっと流しびなを放った。

園児の緊張の面持ちが良く分り、流しびなを放り合掌した。

京都タワーのマスコット「たわわちゃん」の流しびな。

鎧甲太郎くん、愛嬌たっぷりに桟俵の流しびなを御手洗川に流した。

園児生の高らかに歌う「うれしいひな祭り」を聞いた。

素朴な人形に願いを込め、御手洗川に流し、女の子の無事な成長を祈った。

子どもの成長を願い、御手洗川に流すと心が清められ、すべての厄はのがれられると言い伝えられている。

御手洗川前では、大勢の参拝、観光客が次々と大小の桟俵の乗せた「人形（ひとがた）」を川面に浮かべ桟俵の人形で美しく彩られていった。

光琳の梅も咲いていた。

大勢の市民や観光客が見守るなか放流した。（3/3撮影）