今日の衿替えをする主役の「田ね文(たねふみ)」さんは、女衆さんとともに南に行った。
晴れて芸妓さんの仲間入りをし、凛として女衆(おなごし)さんと一緒に挨拶回りをした。
衿替えとは、二十歳ごろになって行なわれるもので、舞妓時代の赤い衿を、落ち着いた白い衿に変えることから『衿替え』といわれるものある。
儀式を終えた後、女衆さんとともに「田ね文」さんはご挨拶に向かった。
あ舞妓時代は自分の髪で「割れしのぶ」を結いあげ、2~3年後になると「お福(福髷)」に結いかえるが、鬘(カツラ)でゆっくりと休まれるという。
新芸姑の田ね文さんは、各お茶屋さんやお店を女衆さんと一緒に回り「今後ともご贔屓おたのもうします」と挨拶した。
舞妓さんから芸姑さんに変る「衿替え」は少なくなったが、今も伝統は受け継がれている。
0 件のコメント:
コメントを投稿