5日、立春を迎えた今日この頃、祗園甲部のお茶屋・小田本さんではお店だしがあり、また宮川町では襟替えが行なわれた。
今日はお日柄も好く「襟替え」と「お店だし」の ダブル開催、両方とも観たく祇園甲部小田本さんと宮川町衿替えの時間は午後1時ごろだった!
花見小路通にあるお茶屋・小田本さん前では今日にデビューする「佳つ花」さんの真新しい表札が輝いていた。
新舞妓さんの「佳つ花」さんは、誂えた黒紋付に身を固め緊張の面持ちの男衆さんに連れられ左足から敷居を跨いだ。
正装の黒紋付と扇子を持ち、「佳つ花」さんは、お茶屋・小田本さん前で記念撮影をした。
これからいよいよ「お店だし」の挨拶廻りで一力茶屋の暖簾を潜った。
新舞妓さんの「佳つ花」さんは正装の黒紋付姿でお茶屋さんに回り「おかぁ~さん、どうぞよろしゅ、おたのもうします」と丁寧に頭を下げた。
僅か15、16歳の初々しい少女が晴れて舞妓さんになるというお墨付きができ、だらりの帯とぽっくりの音も軽やかに、新舞妓さんの佳つ花さんは男衆さんとご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶をした。
祇園甲部では一年未満の舞妓さんは『下唇』にしか口紅をつけることができず、白粉も三日間は女将や先輩の芸舞妓さんが付けてくれるという。
舞妓の「佳つ花」さんは「芸妓」になる前の5~6年の修練期間経て一通りの舞や三味線、お囃子などを勉強し、芸妓さんになるための修業をするという。
各置屋さんでは‘お仕込み’ さんと呼ばれ、次段階になるのが「お店だし」舞妓デビューとなり、20歳ごろ芸姑さんの‘衿替え’と呼ばれる儀式がある。
お店だしとは幼い少女が晴れて正式に舞妓さんになった儀式することで『舞妓さんデビュー』のことである。
気の聞いた男衆さん、佳つ花さんは一人で白川巽橋を渡った。
今日は祗園甲部のお茶屋・小田本さんの佳つ花さんのお店だしがあり、それを取り巻くカメラマンたちの一団で嫌が上にも熱があがり混雑になった。宮川町の衿替えはつづきとする。(2/5撮影)
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