2016年2月1日月曜日

市比賣神社 女人厄除まつり

31日、「女性の守り神」として知られる下京区の市比売神社(いちひめじんじゃ)で厄年の女性の無事を願う「女人厄除まつり」が営まれた。和装業界の振興と女性の幸福を祈り、1988(昭和63)年より服飾研究家の市田ひろみさんが祭主となって復活したという。 
この日は本厄や後厄など七人の着物姿の女性たちが願い事を記した矢羽根を神前に奉納し、同神社の宮司から本殿で女人厄除祈祷を受け、平穏無事に過ごせるように祈った。
同神社の祭神は女性の守り神として厄年にあたる「福女性(ふくおんな)」七人に厄除けを授けた。
あ平安時代に盛んになったという女人厄除まつりは、「源氏物語」にも記されていたが途絶えていたが復活された。
神妙な面持ちで祈祷を受けて、矢羽根を奉納した。
神社の女人厄除まつりには大勢の福女性が参拝し、矢羽根に記入していて今年で29回目となる。
本殿での神事が終わると、いけばな京楓流「小嶋京楓」家元さんによる舞いや厄除け花の奉納が社務所であった。
その後、同神社の神職、雅楽や巫女さんたちと五条大橋まで行列、七人の女性は橋の上から『福は内、福は内』と声を上げながら鴨川へ豆を撒いて邪気を祓った。
七人は五条大橋でそれぞれの思いを胸にその年の厄除けを願い、「厄除福豆」の晴々とした表情で豆まきをした。
また厄除け花の奉納の後には、美味しいぜんざいの「歳祝い膳」が参列者に振舞われた。(1/31撮影)

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