2016年2月4日木曜日

東山 法住寺 節分会

東山・三十三間堂東側にある法住寺(ほうじゅうじ)は天台宗の寺院で、節分会では赤鬼、青鬼、黒鬼による鬼法楽と豆まきが行われ、天狗が参拝者の厄を祓った。
午前10時からは山伏法螺貝にあわせ、天狗を先頭に赤、青、黒の鬼が各家々の開運厄除けを祈願して回った。
広大な寺域を誇った古刹で、同寺は永祚(えいそ)元年(989)、平安時代中期に藤原為光によって創建されたという。
お昼頃からは餅つきがあり、島原の「菊川太夫」さんが丸めた餅でぜんざいのお供養が行われた。

お餅は中々思うように丸められない!

後白河法皇の院御所として栄えた法住寺殿の御聖跡で法皇の墓所である法華堂を祀っている。
元々は大興徳院と言い、後白河上皇の御陵をまもる寺として江戸時代末期まで存続した。
明治になって御陵墓と境域が分かれ、昭和30年に法住寺の名を寺名したという。
御本尊の「身代不動明王」像は平安期の作で、寺伝によればこの不動像は慈覚大師が造立したといわれ、後白河法皇の念持仏として信仰も篤かった。
境内では、豆まきが行われ、赤、青、黒の鬼が退散した。
続いては採灯大護摩供が行なわれた。甘酒は人気で昼前にはすでになかった!
木曽義仲が院御所に討ち入った際、法皇が難を逃れたため、身代り不動と呼ばれている。
一年の間に溜まった穢れを祓う追儺式があちこちの寺社で行われた。(2/3撮影)

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