25日台風27号の雨の中、舞妓さんの「襟替え(えりかえ)」があるとの情報を耳にしたので、11:00頃祇園・富永町に行ってみたが、小止みなく降りしきる秋雨で延期となり翌日となった。
舞妓さんは祇園花街で、だらりの帯や華やかな衣装で唄や踊り三味線などの芸事を披露するが、15,6歳ごろから芸妓さんの見習い修行段階の人をいう。
修行一年目のとき上唇は口紅ぬらず、襟は可愛い赤い襟とする仕来たりがあるという。ぽっくり「おこぼ(赤い鼻緒)」は、歩くと鈴が付けられている。襟足はお正月は三本にするが普段は二本である。
着物の襟をこれまでの赤襟から白襟に変えることから『襟替え』といわれるもので、二十歳になって舞妓を卒業、芸妓(げいこ)さんになる儀式である。
舞妓さんといっても甲部、祇園東や宮川町など先斗町や上七軒を合わせれば五花街になり広範囲である。
この日は寒気の影響で肌寒かったが正午過ぎ、置屋「中支志」で襟替えが行われ、主役、小芳(こよし)さんは満面笑みを浮かべて男衆(おとこし)さんと共に姿を魅せた。置屋「中支志」で2時間くらい待った3,40人なる写真愛好家が一斉にシャッターを切った。
いよいよこれから各お茶屋さんやお店を男衆さんと一緒に回り「今後ともご贔屓におたのもうします」と挨拶した。
となりに居った方が言うことには22日、舞妓卒業日、髪型を先笄していたといって言っていた。主役、小芳さんは山科の出身で踊りや作法の上達も早かったという。
襟替えの時期は20歳前後の場合が多く、男衆さんが『襟替えのご挨拶にまいりました』とお茶屋の中に入ってからいう、「中支志」の小芳さんが「どうぞご贔屓に・・・」と挨拶、女将が「おめでとうさんどす、おきばりやす」の声が聞えてきた。
新門前通の師匠宅へも挨拶、新橋通・辰巳大明神にお参りしプロ写真家が白川橋で「襟替え」の記念撮影をとった。
進々堂は舞妓さん御用達の喫茶店、御主人と記念撮影、一力亭に挨拶に向かった。今日は土曜日、華やかな襟替え、一力亭から出てきたら一般の舞妓フアンに囲まれてしまった。これから元弥栄中の前を通り東山安井のマンションへも来て挨拶をし、八坂女紅場学園、喫茶店も回った。
花見小路通へ出て何軒かお茶屋さんに挨拶に回り、ウィンズ京都(場外馬券場)を西へ、緑豊かなお茶屋さんがあり時計見ると14:30、祇園界隈にたくさんご贔屓がある「中ぎ志」小芳さん、「襟替え」で挨拶して回った。(10/26写真撮影)
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