奈良町は、奈良時代の平城京の区画のうち東部に突出たところで、平城京遷都以来まちづくりがはじまり、都があった時代のころの歴史を物語っている。
江戸末期から明治時代にかけての町家の面影を今に伝える奈良町は、訪れる人々にやすらぎとうるおいを与え懐かしさを感じさせてくれる古い町並みである。
元興寺極楽坊へ行く道すがら「ならまち」を散策すると、美しい格子の町家や軒先に吊るされた赤い「身代わり猿」が目に留まった!
ならまちの中心である西新町には、庚申堂(こうしんどう)信仰の青面金剛(しょうめんこんごう)像を祀った小さなお堂があり、屋根の上には「見ざる聞かざる言わざる」の三猿像が鎮座している。
青面金剛の使いである申(さる)はお守りで「身代わり申」は魔除けとして軒先に吊されている。
美しい格子の町家が並ぶ「ならまち」の町家の特徴は、間口が狭く、奥行きが深い造りとなっていて格子戸は、風量や日差しの調整に適した造りで、その隣には商品の陳列台として利用されるあげ床がある。
歴史ある素朴な雰囲気はどこか懐かしく、古きものと新しきものが息づく「ならまち」で迷路のような細い路地にも心惹かれた。市の中心部、奈良公園や興福寺の南側に 「ならまち」と呼ばれるエリアがある。(10/18写真撮影)元興寺へつづく・・・
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