2013年9月28日土曜日

藤袴の花とアサギマダラ 水尾

昨日(27日)、いつもお世話になっているH氏と右京区嵯峨の歴史と柚子の里で知られる水尾のフジバカマ(藤袴)の花とアサギマダラの鑑賞会に行った。
右京区嵯峨の歴史と柚子の里で知られる水尾のフジバカマ(藤袴)の花とアサギマダラの鑑賞会に行った。
保津峡下りも台風18号の影響のため休みで寂しい・・・。釈迦堂清滝道から鳥居本を経由し六丁峠を通ってJR保津峡駅前約3.5kmに30分で民間経営に乗換え15分で到着した。
チョウがフジバカマの上を低空飛行で飛んでくれた。
アサギマダラはアルカロイドを取りこむことで毒化し「敵」から身を守っている。 保津峡駅前で地元の人がバスの券を渡すとき、風が無く今日は最高の日和だといってくれた。
風がない秋日和、アサギマダラはたくさん飛来していた!古くは山城と丹波を結ぶ要所として栄え、水尾は「清和天皇ゆかりの地」としてや柚子の里でも知られたが、2010年から町おこしの一環として、水尾の地に地域の有志の方々がボランティアにより休耕田2枚を利用してフジバカマが栽培されている。
山間にある水尾の地は絶滅に瀕する原種のフジバカマを保全するのに最適な場所で、フジバカマ畑は谷水が入り湿り気がありフジバカマの生育に適している。
初秋の風が吹き渡る清々しい快晴の下、約2千株のフジバカマがそよそよとなびき八分咲きで見ごろになっている。
アサギマダラは偏食で、成虫がよく吸蜜する毒化し「敵」から身を守っている。
アサギマダラは初秋気温25度くらいになるとフジバカマの花を目指して好んで飛来する‘珍しい蝶’でフジバカマ(藤袴)の香りに誘われて飛んで来ていた。
去年はそうでもなかったが、な・なんとアサギマダラだらけであった!それに鑑賞する人も写真愛好家も少なくで好かった。
アサギマダラは偏食で、成虫がよく吸蜜する‘ヒヨドリバナやフジバカマ・アザミ’も、蜜に毒性の強い‘アルカロイド’を含み、アサギマダラはアルカロイドを取りこむことで毒化し「敵」から身を守っている。
中々シャターチャンス会わなく飛んでいるとこが撮れない!幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしているが、アサギマダラは毒を持っていることを敵に知らせる警戒色と考えられているそうだ。
アサギマダラは、タテハチョウ科マダラチョウ亜科で夏は涼しい高原で過ごし、秋になると遠く海を渡り、移動をくり返しす「渡り」をするチョウである。
1匹のチョウが移動を行うのでなく、北上したチョウの子どもや孫などが南下するという。遠く海をこえて2000kmも距離を沖縄や台湾まで移動して冬を過すと言われている。
嵯峨・水尾の地は標高が高く、フジバカマの開花も一足早く、仄かな香りが漂うなか、渡り蝶のアサギマダラが蜜に誘われ飛来するが心地よい日であった。
<藤袴の花とアサギマダラ鑑賞会>
期間:9月27日(金)~10月2日(水)
場所:水尾町内 入場無料 花株数 約2000株
交通:JR保津峡駅前からシャトルバス走行(料金片道250円)
   ●駐車設備はない!

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