2013年9月24日火曜日

越中おはら踊り 三千院

左京区大原三千院境内の奥の院・金色不動堂前で、昨日(23日)、午後2時から「聞名寺風の盆講中」による越中八尾(やつお)の“おわら踊り”が奉納された。
お盆行事として富山県八尾町において9月1日~3日まで催される。
三千院境内の奥の院・金色不動堂前で、聞名寺風の盆講中の“おわら踊り”が奉納された。 三千院のある大原の里には秋のお彼岸中日で、三千院門主、僧侶らが曼荼羅法要を唱えられ、彼岸会が行われる曼荼羅法要での声明は「天台声明の華」と呼ばれるほど、華やかな趣きがあるという。
鳥追笠を深にかぶって夫婦踊り。
京都のおおはらとおはらの地名が似ていることから、秋の彼岸法要奉納となった。
三連休と相成って仏さまから量りがたい功徳を授けられ、大勢の市民や観光客が参拝していた。
 男踊り(かかし踊り)風の盆 発祥の地である富山、八尾(やつお)の聞名寺(もんみょうじ)霧野住職と三千院の小堀門主(2013 /6他界)が交流を深めたのが仏縁となり、恒例となった風の盆で有名な「越中おはら踊り」はことしで17年目であり、毎年多くの参拝者で賑わっている。
女踊り。
おはら踊りは、お盆行事として富山県八尾町において9月1日~3日まで催されるが、‘台風の風を鎮め、豊作を祈って踊った’のが始まりとされるため「風の盆」と呼ばれているという。
三千院の奥の院金色不動堂前の手狭な場所での奉納となったが、はじめに風の盆講中が全員で合掌した。
男女混合の踊り。
鳥追笠を目深にかぶって顔は見えない!秋の涼風が吹く境内に、唄い手の「キタサノサー」の掛け声と三味線や胡弓(こきゅう)の音色に合わせ越中おはら踊りの開幕である。
鳥追い笠を深くがぶった女性たちは、臼紫の揃いの着物姿でしなやかに踊り、男性たちも同じ笠に黒の法被姿に紺の帯と落ち着いた装いで約30数名がおわらの唄にあわせて優雅に伝統の踊りを披露した。
お囃子は中国の楽器である胡弓、その哀愁の漂う音色を響かせ、三味線や小太鼓ともうまく調和して、おはら踊りの輪がひろがって行った。
お念仏を唱えながら踊った。おはら踊り観音堂前につづく・・・(23日/写真撮影)
<彼岸会曼荼羅供/越中おわら踊り>
  【京都 三千院 宸殿、金色不動堂前広場】
開催場所: 京都市左京区大原来迎院町540 
電   話:075-744-2531
開催期間:2012年9月23日
       彼岸会/11:00~越中おわら踊り/14:00~16:30ごろ
拝観料金:大人700円・障害者300円
交   通:地下鉄烏丸線「国際会館駅」から京都バス「大原」~徒歩10分
        JR「京都駅」から京都バス「大原」~徒歩10分

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