台風18号により豪雨と強風などで大きな被害に見舞われた方々にお見舞い申し上げます。台風18号はほぼ日本列島を暴風域に巻き込んで本州を縦断、北海道釧路沖に抜け温帯低気圧に変わった。
台風は京都でも猛烈な風雨が予想され大雨洪水警報・暴風雨警報や波浪警報が次々を出され厳重な警戒であった。
今回、8月末から気象庁で運用を始めた「特別警報」は奇しくも京都府や滋賀県が第一報を初めて発表した。この特別警報は過去の災害などの反省から生まれたもので「命を守り、数十年に一度」起こりえる危機伝達をするものであった。
桂川が氾濫し、名勝・嵐山・渡月橋周辺が浸水被害を受け、桂川と鴨川が合流する地点、伏見区の羽束師橋の付近も浸水した。
風光明媚な嵐山渡月橋、阪急電鉄嵐山線で17日8:00ごろ取材のために出かけたが中ノ島公園に一歩入って絶句した!
根っこの付いた大木が流れ着いてあちらこちらがガレキの山であった。
お土産物店と料亭は砂と泥がかぶり、その被害の想像はいかばかりか・・・もう畳はもう使えない!
大堰川の水は少し減ったものの依然として濁流は勢い増して泥水のなかへ・・・TVや新聞報道たちがインタビューするが、それどころではない・・・家財を表に出し、料亭の中から泥砂を出していた!割れた玄関のガラスや床机があった饅頭屋、ガレキだらけだった。
渡月橋を渡り、台風一過、快晴に恵まれ、いつもなら大勢の方が渡る渡月橋、東北に行った。お土産物屋、ここまで濁流が来たかと思うと身震いした!車の砂煙りが濛々と立ち込めていた。さらに西北へ行こうと、スコップを持った人が道路の砂の清掃をしていた。
濁流が流れ込んだ嵐山、垣を見たら地面から1、5m位水位が上昇したので床上浸水などの被害に達した。
過去、渡月橋付近では10年前の16年、23年にも台風の大雨で周囲の道路が冠水したという。だが、景観が大きく変わるので嵐山では好い方法が無いものかと躊躇っている!
数年に一度という台風がもたらした大豪雨だが、ことしは酷暑の熱中症、各地で起きる竜巻やスコールなど自然環境が変わってきている。豊かな自然に選ばれた嵐山、紅葉の季節には新たなる姿を魅せて欲しいと願ってやまない・・・。
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