2013年9月20日金曜日

初秋の特別見学会 京都薬用植物園

20日、左京区一乗寺にある京都薬用植物園「初秋の特別見学会」にいつもお世話になってブログ友の事前予約制のご好意により10:00から参加できた。
薬用植物園の中央標本園。
左京区一乗寺にある京都薬用植物園に行く途中に柿が沢山なっていた。この薬用植物園は4回目の來園で某薬品メーカーが1933(昭和8)年に京都薬草園として開園、以来、一貫して薬用植物の栽培研究や遺伝子資源の収集・保存を行なって来たという。
メボウキ(Basil)バジルと言った方がよい!
香辛料園のハナマス(バラ科)当園は薬用植物を中心に約2,400種の植物を保有・栽培しており、「生きた薬草の博物館」といわれておる。
洋わさび。
シソ科のレモンエゴマもあった。今回は「初秋の特別見学会」として15~20人がA、B、C班のグループとなって香辛料園、民間薬園、中央標本園、漢方処方園を見て回って、各係員から詳しく説明を受けた。
民間薬園では、美しいゲンノショウコ(フウロソウ科)で便秘などに効く。
山椒の実(サンショウ)はミカン科。初秋の見学会は初めてであったが最初は料理に利用する植物の香料や辛味料などシロバナハマナス(バラ科)やメボウキ(Basil)やシソ科のレモンエゴマもあった。
青色染料が取れるツユクサ科のオオボウシバナ。
名前からして北海道か、キク科のエゾノヨモギギク?山椒(サンショウ)はミカン科で、秋、実が真っ赤に熟していた。 続いて民間薬園では、美しいゲンノショウコ(フウロソウ科)で便秘などに効く。キク科のエゾノヨモギギク?名前からして北海道か!青色染料(友禅下絵)が取れるツユクサ科のオオボウシバナ。
ムラサキバレンギクはサプリメントとして免疫活性を高める。
大輪のトトロアオイ(アオイ科)咳によいという。大輪のトトロアオイ(アオイ科)咳によいという。キク科のキバナ・オランダセンニチは香辛料、葉を舐めたら痺れた!!ムラサキバレンギクはサプリメントとして免疫活性を高める作用がある。
甘味料に用いられるアマハステビア(キク科)。
3mgで致死量に達するという、恐ろしいトリカブト。美しく咲くトリカブトの花だが3mgで致死量に達するという、恐ろしい植物。小さな花が咲くアマハステビア(キク科)は茎葉は甘く甘味料に用いられる。
水生植物のオニバス(絶滅危惧種)は滋養強壮、鎮痛。
痛風の予防に効くと言うユリ科のイヌサフラン。ユリ科のイヌサフランは(コルヒチン原料)という! 球茎が原料で、アルカロイドの一種で痛風の予防に効くと言う! そして中央標本園や水生植物のオニバス(絶滅危惧種)は滋養強壮、鎮痛作用に効果がある。
めまいや視力低下などに効果があるナス科のクコ。
ウドは解熱、発汗、鎮痛がある。ウコギ科のウドは解熱、発汗、鎮痛がある。クコ(ナス科)の花と実、めまいや視力低下などに効果があるようだ!
キク科のオオバナオケラ。
ショウガ科のウコンは健胃内服作用。ウコン(ショウガ科)の力!というと宣伝になるが大きな葉は役に立たなく、健胃内服作用によい。キハダやオオバコもあった。オオバナオケラ(キク科)は八坂神社にオケラ(朮)参りで使われるという。
マツブサ科のサネガズラはお相撲さんの鬢付け油。
ハトムギは関節、神経痛によい。イネ科のハトムギは関節、神経痛によい。セリ科のトウキは冷え性、生理痛などに用いられる。サネガズラ(マツブサ科)は、真っ赤に熟してお相撲さんの鬢付け油に使用する。
ナツメ。
セリ科のトウキは補血、冷え性、生理痛によい。漢方処方園では葛根湯や当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)はご婦人向けのダイエット漢方薬、八味地黄丸は更年期など疲労倦怠感が著しく特に陰萎、糖尿病に効能がある。漢方処方の構成生薬を生きた薬用植物で栽培、展示している。 最後は生薬の標本を展示している展示棟の中に入って展示などを見た。
この薬用植物園は民間が行なっているもので、栽培している希少な植物の保護や保全の観点から特別見学会以外の一般公開はなく、初春・初夏・初秋の年三回「特別公開(事前予約制)」を実施されている。
<京都薬用植物園>
住所:京都市左京区一乗寺竹ノ内町11 
電話:075-781-6111
見学:事前=予約必要(春・夏・秋3回)
交通:地下鉄烏丸線松ヶ崎駅
    市バス北8番一乗寺清水町下車徒歩15分
     叡山電車 修学院駅下車徒歩15分

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