昨日(14日)、岸和田だんじり祭は五穀豊穣を願って大阪府岸和田市駅前と岸和田城下の周辺で毎年行われるので出かけた。
江戸時代から約300年以上続く祭りで1703(元禄16)年、岸和田藩主・岡部長泰が伏見稲荷大社を岸和田城三の丸に勧請し、五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭を始まりとされている。
初めて観る「だんじり祭」、ねじり鉢巻きに法被姿の若者が「ソーリャ、ソーリャ」と掛け声をかけながら、だんじりを勢いよく曳き回し、次々と市内を駆け抜けていった。
なんといっても祭の見どころは、スピードに乗った地車が勢いよくカーブを曲がる「やりまわり」、重さ4トンのだんじりが豪快に街中を駆け巡る様は勇猛・壮観で迫力があった。
だんじりの屋根の上を華麗に舞う「大工方」と呼ばれる人の合図で、スピードを上げながらだんじりが勢いよく直角に曲がると、沿道の観客からは歓声と共に大きな拍手が送られていた。
岸和田だんじり祭は一地方の祭であったが、昭和の終わり頃から一気に全国区の祭となり、近年、だんじりを所有する町会がさらに増加している。
曳行されるだんじりは総欅造りで、前方に100mほどの2本の綱を曳き、500人程度で町を疾走する。
だんじりに乗って囃子を奏でる大小の和太鼓と鉦が備えられ、篠笛を鳴らす「鳴物」が加わる。
だんじりには女神が宿るなどと言われて、女性が乗ることはできないが女児は乗れる。
また女性も曳き手として参加することは可能だが、18歳程度で止めて男性をサポートする立場にまわる者が多いという。
町内からことしは34台のだんじりが参加、だんじりを方向転換させる「やりまわし」の醍醐味で魅了した。つづく・・・
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