昨日(17日)、京都を代表する「萩の名所」として知られる梨木神社にいった。市バス「府立医大病院前」で途中下車、西に徒歩5分で京都御苑の東、梨木神社の一の鳥居が建っている。
旧梨木町の三條家邸跡に隣接する今の地に梨木神社が1884(明治18)年に創建された。
梨木神社は、明治維新の功労者三条実萬(さんじょうさねつむ)・実美(さねとみ)父子を祀っている。
境内は、俳句の短冊が下がり萩の枝は参道から社殿前まで約500株もの萩が見頃を迎える中、「萩まつり」今日敬老の日と22日秋分の日23日が開催される予定で、池坊の献華式や茂山社中による狂言・舞楽などの奉納が行われる。
境内の「染井の水」は京都三名水「染井(そめい)、醒ヶ井(さめがい)、県井(あがたのい)」として知られ、甘くまろやかな味で多くの市民が名水を汲みに訪れている。
隣にある御神木(桂の樹)は葉が愛らしいハートの形をしており、いつの頃からか愛の木と呼ばれるようになった。
また三条実萬公が「天壌無窮」と軸に書かれた石碑や湯川秀樹博士の歌碑「千年の昔の園もかくやありし 木の下かげに乱れさく萩」がある。
萩は万葉の時代には最も愛された秋の七草であり、可憐な花、しなやかにたわむ枝が風に揺れ、こぼれる優美な姿を愛で多くの参詣者が訪れる。
<萩の宮 梨木神社・萩まつり>
住 所:京都市上京区 寺町通広小路上ル 電話番号:075-211-0885
開催期間:2012年9月17日(月)22日(土・秋分の日)23日(日)
開催料金:お茶席券800円(記念品・萩の絵皿付は1500円)
交 通:市バス「府立医大病院前」下車徒歩約5分
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