日蓮宗松崎山妙円寺(通称・松ヶ崎大黒天)といって、百ヶ日の荒行した四人の僧が水行と護摩焚き供養や大黒天堂では加持祈祷会が行われた。
妙円寺は寺院でありながら参道口には鳥居が建つ不思議な寺で、法華経仏教と大黒天尊の守り神として「松ヶ崎の大黒さん」と古くから地域の人に親しまれている。
昭和44(1969)年、堂宇は献火により焼失したが大黒天尊像は無事で「火中出現の大黒天」とも呼ばれていて、開運招福の福神として広く信仰を集めている。
大祈祷会の「水行」は、午後2時から行われ百ヶ日の荒行を修した荒行僧がたちが頭から冷水をかぶる「水行」が行なわれた。
そして四人の僧は大桶から手桶に水を移して一斉に頭から冷水を一回、二回、三回とかぶった。
二月のこの時期に荒行僧たちが「水行」を修し、瞬く間に大桶の冷水は終わったがまずは気合が大切、カゼを引いてしまう!
荒行修行僧は明日は和歌山市、明後日は大阪府能勢町を訪ねるという。護摩木焚け上げ供養が行われた。
境内では大黒天加持の終了後、午後3時からは護摩木焚け上げ供養が行われた。
同寺は子丑の方向(表鬼門)に位置、京都の鬼門守護の神として帰依し信仰する人も増えたという。
<妙円寺 大加持祈祷会>
住 所:京都市左京区松ヶ崎東町31
電 話:075-781-5067
参拝時間: 9時~16時30分
境内自由:無料
交 通:叡山電車「修学院」下車、西へ徒歩約7分
地下鉄烏丸線「松ヶ崎」下車、東へ徒歩約10分
市バス「松ヶ崎大黒天」下車、北へ徒歩約3分
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