2015年2月13日金曜日

衿替え 宮川町

昨日(12日)花街・宮川町で「衿替え」があった。京都には宮川町の他に祇園甲部・先斗町・祇園東・上七軒の五花街があり舞妓さんや芸姑さんなどそれぞれお茶屋や置屋に所属している。
舞妓さんたちがお祝いに駆けつけた。
笑顔の素敵な舞妓さん、10代である。衿替えの行なわれる「花ふさ」さんの前には、ご贔屓筋のおめでたい「目録」が飾られ、数多くの芸舞妓さんがお祝いに駆けつけていた。
大相撲横綱の白鵬関や佐久間良子さん、はじめてみた。慶祝の「ポスター」は大相撲横綱の白鵬関や往年の美人スター佐久間良子さん、ギタリストの村冶佳織が貼れていた。
菊志乃さんは左足から敷居を跨いで登場した。今日の衿替えをする主役の「菊志乃(きくしの)」さんは午後1時に現れた。
置屋「花ふさ」さんの女将さんと菊志乃さん。
置屋「花ふさ」さんにはご祝儀を持ったお姐さんたち舞妓さんたちの出入りがあり「おめでとうさんどす」と挨拶を交わした。
ご近所の仕出し屋からはお料理が運ばれた。 衿替えとは、二十歳ごろになって行なわれるもので、舞妓時代の赤い衿を、落ち着いた白い衿に変えることから『衿替え』といわれるものある。
お知り合いなのか、菊志乃さんは番傘を上げた!
衿替えの儀式を終えた後、女将さんとともに「菊志乃」さんは姿を魅せ、カメラマンのポーズに答えた。
微笑が素敵な菊志乃さんだった。
花ふささんの前の記念撮影では30人位なる写真愛好家が一斉にシャッターを切った。
今日から晴れて芸妓さんの仲間入りをし、凛として女衆(おなごし)さんと一緒に挨拶回りをした。
お茶屋、堀八重前で・・・。
お茶屋、河よ志さんに入る後姿の菊志乃さん。舞妓時代は自分の髪で「割れしのぶ」を結い上げ、2~3年後になると「お福(福髷)」に結いかえるが、やっと鬘(カツラ)でゆっくりと休まれるという。
菊志乃さん、髪型の「先笄(さっこう)」が好く似合った。
ポッーと紅を差す赤い番傘。新芸姑の菊志乃さんは、各お茶屋さんやお店を女衆さんと一緒に回り「今後ともご贔屓おたのもうします」と挨拶した。
女衆と「菊志乃」さんは一時間ほどで廻り終えた。 牡丹よりも美しい菊志乃さんだった。年々、舞妓さんから芸姑さんに変る「衿かえ」は少なくなったが、今も伝統は受け継がれている。
菊志乃さんは、なんとも色ぽく艶ややかであった!
最後まで丁寧にカメラマンにお辞儀をした。女衆と「菊志乃」さんは一時間ほどで廻り終え、花ふささんに戻りご苦労様でした。(2/12撮影)

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