衿替えの行なわれる「花ふさ」さんの前には、ご贔屓筋のおめでたい「目録」が飾られ、数多くの芸舞妓さんがお祝いに駆けつけていた。
今日の衿替えをする主役の「菊志乃(きくしの)」さんは午後1時に現れた。
置屋「花ふさ」さんにはご祝儀を持ったお姐さんたち舞妓さんたちの出入りがあり「おめでとうさんどす」と挨拶を交わした。
ご近所の仕出し屋からはお料理が運ばれた。 衿替えとは、二十歳ごろになって行なわれるもので、舞妓時代の赤い衿を、落ち着いた白い衿に変えることから『衿替え』といわれるものある。
衿替えの儀式を終えた後、女将さんとともに「菊志乃」さんは姿を魅せ、カメラマンのポーズに答えた。
花ふささんの前の記念撮影では30人位なる写真愛好家が一斉にシャッターを切った。
今日から晴れて芸妓さんの仲間入りをし、凛として女衆(おなごし)さんと一緒に挨拶回りをした。
舞妓時代は自分の髪で「割れしのぶ」を結い上げ、2~3年後になると「お福(福髷)」に結いかえるが、やっと鬘(カツラ)でゆっくりと休まれるという。
菊志乃さん、髪型の「先笄(さっこう)」が好く似合った。
新芸姑の菊志乃さんは、各お茶屋さんやお店を女衆さんと一緒に回り「今後ともご贔屓おたのもうします」と挨拶した。
女衆と「菊志乃」さんは一時間ほどで廻り終え、花ふささんに戻りご苦労様でした。(2/12撮影)
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