つづく・・・日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭は蒸し暑い曇天下、街集の心意気の熱気に包まれ市内中心部で繰り広げられた。
京の都の夏を彩る祭り、〝山鉾巡行〟は最高潮の盛り上がりをみせ、華麗な懸装品に飾られた「動く美術館」と言われる。
コンチキチンの鉦(かね)と笛・太鼓の祇園囃子(はやし)を奏でながら、音頭取の「ヨーイ、ヨーイ 、エ~ンヤ~ラヤ~」の掛け声に合わせて綱方が綱を引くと、10トンもある巨大な鉾が軋みながら動き出し、勇壮壮観であり都大路を進み華やかな姿を楽しんだ。
10:10ごろ、どのスポットも人出が多く、ことしは河原町御池交差点で辻回しを観た。
鉾の正面に乗る稚児は、元々、生稚児(いきちご)とされていたが、家庭の環境や諸費用・時間の負担が大きくなり、現在では長刀鉾のお稚児さんだけになった。
巨大な鉾の方向転換、見せ場となる「辻回し」は、車輪の下に細い割竹を敷き、水桶で滑るようにした。
‘ヨ~イトセ~’の掛け声とともに、曳き手が鉾の角度を変え、綱を一気に引くと竹がきしむ音とともに鉾の角度が変り観衆からは拍手が沸いた。
新町へとつづく・・・
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