長刀鉾をはじめ、函谷(かんこ)鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾の五基の鉾建てが行われた。
長刀鉾の名は、「天を突くようにかざす鉾先の大長刀」に由来する。現在は竹製だが、元は平安時代の刀工・三条小鍛治宗近作の大長刀を飾ったという。
お稚児さんを乗せ先頭を走る長刀鉾は、巡行開始の合図となる「しめ縄切り」を行うのは真剣の大長刀である。1500(明応9)年頃から既に定まっていて、信長が左手で書いたと伝わる「長刀鉾の紋」「長」の字も使われている。
櫓にこの役目を果たす「てこ」を取り付けてから横倒しにする。
横倒しになった胴組みに空高くそびえる真木(しんぎ)を取り付け、さらに真木には鉾頭、榊(さかき)などの飾り付けが行われ、真夏の太陽がギラ付く中、神事が執り行なわれた。
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