gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2013年7月13日土曜日
長刀鉾稚児「社参の儀」 祇園祭
13日、東山区の八坂神社で祇園祭の山鉾巡行で先頭を行く長刀鉾稚児の「社参の儀」が行われた。稚児社参の儀とは、お稚児さんが「神の使い」としての資格を得る儀式で、「お位もらい」とも言い、稚児は十万石の大名と同じ「正五位少将」のしるしとなる「杉守り」を授かった。
午前11時、蒸し暑い曇り日、金色の立烏帽子(たてえぼし)にチョウトンボを飾り、狩衣姿の稚児と補佐役の禿(かむろ)の二人を従えて長刀鉾稚児社参の儀を行った。
稚児らは南楼門(正門)到着後、長刀鉾保存会の役員と本殿に並び、神事が執り営まれ稚児らが神妙な面持ちでお祓いを受けた。
稚児は引き締まった表情で「杉守り」を受け取り、この日から神の使いとなり精進潔斎、汚れた地面に足をつけず、強力(ごうりき)の肩につかまり白馬に乗って移動した。
山鉾巡行までの間、稚児らは「神の使い」として扱われ、「女性が作ったものを食べない」「地面に足を着けない」などの決まりがあり、強力と呼ばれる人の肩に乗って行うなど厳格な日々を過ごすことになる。
シャッターチャンスを逃すまいと楼門内の左階段(暗黙了解)にアマ・カメラマンが約15人おりフォト撮っていたがマナー違反? 土曜日とあって神社は祗園祭を控え観光客や市民等が大勢集まった。
きらびやかな装束を身に纏い、白馬(セサミ号)に乗りこの日から稚児は、精進潔斎の毎日を送り17日の山鉾巡行を迎える。 船鉾の曳き初めはつづきとする・・・
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