祇園祭のハイライト山鉾巡行が、華麗に都大路で繰り広げられた。 長刀鉾を先頭に午前9時頃、四条烏丸辺りに集合した山鉾が巡行を開始した。四条堺町で巡行の順番をチェックする「籤(くじ)改め」が行われたが、籤改めは、応仁の乱後始まったもので巡行の先陣争いが絶えなかったことに始まる。
9:00先頭を行く長刀鉾は「籤取らず」で、四条通麩屋町に張られた注連縄に向かってゆっくりと進み始めた。お稚児さんによる 注連縄切りは見もので、山鉾巡行の中でも最大のハイライトで両脇の四条通りは身動きも取れないくらい超満員だった。
2時間前、四条通麩屋町に着いたが空いていたが、1時間を切ると混雑がピークに達して、一目「注連縄切り」を観覧しようとする大勢の人々たちで溢れていた。
四条通麸屋町に張られた注連縄を切って山鉾を神域に導く「注連縄切り」を行った。
長刀鉾のお稚児さんが凛とした表情で斎竹に張られた注連縄を見事、両手で太刀を振り上げて一気に断ち切った。その瞬間、お見事!!と観衆からは拍手と歓声がわき起った。
これにより神域の結界が解き放たれ、山鉾巡行が華麗に始まった。
長刀鉾のお稚児さんは、金の冠など鮮やかな装飾品を身につけ、おいらんで顔を白く塗りながら、この大役を務めた。
祇園祭は、都大路を煌びやかに飾る歴史絵巻、「動く美術館」そのものであり、人と時が奏でる美のハーモニーは、受け継がれる祭りの華やかさ、京都千年の伝統と歴史と文化を永遠に伝えたい。山鉾巡行は河原町御池へつづく・・・
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