2012年12月3日月曜日

厄落としの大根焚き 三寶寺(さんぽうじ)

昨日(2日)、寒い中、熱々の「大根焚き」と「中風封じ祈祷」をした大根焚きを賞味しに周山街道沿いにある「三寳寺」にお参りをした。
本堂は昭和天皇の即位式で使われた建造物の一棟が下賜された御会式(おえしき)は日蓮大聖人を偲び讃える報恩法要で、日蓮大聖人、日朗上人、日像上人の御真骨を御開帳し一年の罪汚れを落とす「厄落としの祈祷」が行われた。
町内の方々だろうか、セットのゆずご飯と厄落としの大根焚きを頂いた熱々の「大根焚き」の釜が六つあった!「三宝寺」バス停から少し北右へ登ると浄土宗順興寺で、奥に三寳寺があり、徒歩約5分で黒塗りの冠門を入ると大黒さまの像が迎えてくれる。
単品の大根焚き700円持ち帰りは容器代が必要、柚子は200円三寳寺は日蓮宗の寺院で、1628(寛永5)年、江戸時代初期、右大臣の今出川経季(つねすけ)と中納言の今城為尚(ためひさ)が後水尾上皇の内旨を受け、「金映山妙護国院三寳寺」の号を賜わり日護上人を開山として創建された。
紅葉が観られる妙見宮の参道高さ約1.8mの釈迦仏坐像を安置する「釈迦佛壱千体堂」境内拝観は自由で、右、本堂は釈迦如来像、六尺坐像、三寸立像の釈迦仏千体が安置されているが、いずれも日護上人作と伝えられている。
大黒堂今出川家と今城家の菩提寺として繁栄し十二ヶ寺の塔頭を有した。また本堂脇の桜は、京都御所の旧今出川邸から移植されたもので、帝が車を返したことから「御車返し桜」といわれ、毎年美しい花を咲かせ、平成16年には「府民の木」に認定されている。
境内は茶道の弟子、千宗旦の四天王の一人の山田宗編が、当山塔頭で茶道の奥義を究め茶室「松宝庵」がある。宗偏は、忠臣蔵赤穂義士の大高源吾に吉良邸の茶会の日を教えたことで知られる。
戌妙見大菩薩を祀っている日親上人作の梵鐘 開運厄除け、方除け、寿福の神様として親しまれ本堂背後の「洛陽十二支妙見」の戌妙見大菩薩を高台に祀っている。
幕末維新や公家の東京遷都により次第に荒廃し、1979 (昭和56) 年、日蓮大聖人七百遠忌にちなむ大修理で寺院を整えて三寳寺は現在に至っている。 尚、熱々の「大根焚き」は「中風封じ祈祷」をした大根と有名な「嵯峨豆腐」のアゲを焚いたもので美味しくいただいた。
茶室「松宝庵」「ゆず御飯」は日蓮大聖人が冷えた身体を温める良薬として「ゆず」を珍重され、 当山のオリジナル品で他所には無い! 「大根焚き」当日は「福王子交差点」付近より無料送迎バスが運行されている。
<三寳寺の大根焚き>
「大根焚き 700円 ゆず御飯 800円」
住所:京都市右京区鳴滝松本町32 電話:075-462-6540   
拝観:境内自由(9:00~16:00)
交通:市バス・JRバス「三寳寺」下車徒歩約 5分
    市バス「福王子」下車徒歩約10分
    京福電車「高雄口」下車徒歩約15分

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