三寳寺は日蓮宗の寺院で、1628(寛永5)年、江戸時代初期、右大臣の今出川経季(つねすけ)と中納言の今城為尚(ためひさ)が後水尾上皇の内旨を受け、「金映山妙護国院三寳寺」の号を賜わり日護上人を開山として創建された。
今出川家と今城家の菩提寺として繁栄し十二ヶ寺の塔頭を有した。また本堂脇の桜は、京都御所の旧今出川邸から移植されたもので、帝が車を返したことから「御車返し桜」といわれ、毎年美しい花を咲かせ、平成16年には「府民の木」に認定されている。
幕末維新や公家の東京遷都により次第に荒廃し、1979 (昭和56) 年、日蓮大聖人七百遠忌にちなむ大修理で寺院を整えて三寳寺は現在に至っている。
尚、熱々の「大根焚き」は「中風封じ祈祷」をした大根と有名な「嵯峨豆腐」のアゲを焚いたもので美味しくいただいた。
<三寳寺の大根焚き>
「大根焚き 700円 ゆず御飯 800円」
住所:京都市右京区鳴滝松本町32 電話:075-462-6540
拝観:境内自由(9:00~16:00)
交通:市バス・JRバス「三寳寺」下車徒歩約 5分
市バス「福王子」下車徒歩約10分
京福電車「高雄口」下車徒歩約15分
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