境内の直径1mの大鍋の周りには多くの参拝者が一椀1000円の「大根だき」の湯気が立ち上る、味のしみた大根をほおばっていた。おあげと大根が焚かれ、辺りは大根の甘い香りが漂っていた、2日間でおよそ5000本の大根が使われるという。
千本釈迦堂は真言宗智山派の寺院で山号は瑞応山(ずいおうざん)、1227(安貞元)年、鎌倉時代初期に本堂(国宝)は義空上人によって創建された。本堂建立に関して大工の妻の「おかめ」に関する伝説が伝えられている。こんにちでも、上棟式の御幣に、「おかめの面」をつけて建築成就、厄難消滅、家業繁栄を祈る風習があるのはこの故事によるという。
<大報恩寺(千本釈迦堂>
「大根だき」12月7・8日 午前10:00~16:00 一椀1000円(有料)
住 所:京都市上京区五辻通六件町西入ル溝前町1305
電 話:075-461-5973
拝 観:境内自由・9:00~17:00(本堂、霊宝館 大人500円)
交 通:市バス「上七軒」下車、北へ徒歩約2分。
障害者:可
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