2012年12月11日火曜日

大根焚き 千本釈迦堂

上京区にある通称・千本釈迦堂は7日、8日の2日間、厄除けや無病息災、中風封じを祈願した「大根(だいこ)だき」の授与でこの時期、大勢の善男善女の人たちで賑わった。
通称・千本釈迦堂は7日、8日の2日間、厄除けや無病息災、中風封じを祈願した「大根(だいこ)だき」で賑わったおあげと大根が焚かれ、辺りは大根の甘い香りが漂っていた「大根だき」は鎌倉時代に同寺の僧が12月8日の釈迦の悟りを祝う法要・成道会で切り口に梵字を書いた大根を参拝者にふるまったのが起源の始まりという。
厄除けや無病息災、中風封じを祈願した熱々の「大根(だいこ)だき」で、大勢の善男善女の人たちで賑わった8日、釈迦の悟りを祝う法要・成道会で切り口に梵字を書いたのが起源境内の直径1mの大鍋の周りには多くの参拝者が一椀1000円の「大根だき」の湯気が立ち上る、味のしみた大根をほおばっていた。おあげと大根が焚かれ、辺りは大根の甘い香りが漂っていた、2日間でおよそ5000本の大根が使われるという。
千本釈迦堂ならではの招福おかめ千本釈迦堂は真言宗智山派の寺院で山号は瑞応山(ずいおうざん)、1227(安貞元)年、鎌倉時代初期に本堂(国宝)は義空上人によって創建された。本堂建立に関して大工の妻の「おかめ」に関する伝説が伝えられている。こんにちでも、上棟式の御幣に、「おかめの面」をつけて建築成就、厄難消滅、家業繁栄を祈る風習があるのはこの故事によるという。
本黄楊、ボケ封じ、無病(六瓢)にあやかっている二十四節気の一つ、「大雪(たいせつ)」の時期に毎年行われる「大根だき」は京都の師走の伝統行事である。今出川通り「上七軒」バス停を北へ200mの所に千本釈迦堂はある。
<大報恩寺(千本釈迦堂>
「大根だき」12月7・8日 午前10:00~16:00 一椀1000円(有料)
住 所:京都市上京区五辻通六件町西入ル溝前町1305 
電 話:075-461-5973  
拝 観:境内自由・9:00~17:00(本堂、霊宝館 大人500円)
交 通:市バス「上七軒」下車、北へ徒歩約2分。
障害者:可

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