2012年12月8日土曜日

京都御苑・閑院宮邸跡「床もみじと九條池」

京都御苑西南角に位置する閑院宮邸跡は、江戸時代から続いた閑院宮家の屋敷跡で床もみじが見ごろと聞いて行って見た。 江戸時代、京都御苑は約二百もの公家屋敷が立ち並んでいたが都が遷都しすっかり寂れた。
現天皇家の直系の先祖である閑院宮家の門閑院宮家の屋敷跡で「床もみじ」現天皇家の直系の先祖である閑院宮家は、伏見宮、桂宮、有栖川宮家と並ぶ江戸時代の四親王家のひとつで、東山天皇の皇子直仁親王を始祖として1710年(宝永7) 年創立された。そのなかで唯一、閑院宮邸跡は創建以来の場所に屋敷を構え、当時の建物や庭園の面影を今に伝えている。
閑院宮邸跡の春静寂感がよい・・・創建当初の建物は天明の大火(1788年)で焼失し、その後再建されているが、現在の建物との関係など詳しいことはわかっていない。閑院宮家の邸宅として使用されたのは、明治2年の東京遷都に伴い、閑院宮が東京に移られてからは華族会館や裁判所として一時使用され、明治16年に旧宮内省京都支庁が設置されている。
九条池で見た風景青鷺と紅葉また、閑院宮邸跡周辺部には九條邸庭園の遺構である九條池や茶室の拾翠亭などがあり、京都御苑の歴史に触れるには格好の場所となっている。
紅葉とカモのカップルまんまるな猫ちゃんは喉が渇いた!!歴史的価値が高い閑院宮邸跡を保存し、公家屋敷として面影を遺す建築と庭園を活用するため、平成15年度から3ヶ年をかけて全面的な改修と周辺整備が行われ、平成18年3月に竣工、京都御苑の自然と歴史についての写真・絵図・展示品・解説を備えた収納展示室と庭園などを開放している。

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