先人達は、「まちづくりは人づくりから」の信念に、1986年(明治元)9月に京都府は新制度の学校を建てる通達を出した。
僅か一年で61もの小学校を作るとき金銭が足らず京都府から800両を借用、10年間で半額を返還すると書いている。また貸付金を受けずに地元寄付金のみで建てた番組(地域)が4組おった。
小学校会社「竈金(かまどきん)」の制度で「子どもがいる、いない」に関わらず、地元でカマドを持つ家はすべて「年二分(カマド金二分)」を負担するというものだった。地域が一体となって学校を支えたという。
歴史博物館1階のエントラスでは、当時の状況をまとめたビデオが放映されている。2階・3階は企画展で時期によって内容は異なる。
常設展では、昔の学校が写真で紹介しているが、“火の見櫓”や“半鐘”さらに“太鼓場”もあって消防や警察・区役所の人も中で仕事をしていた。教科書は第二次世界大戦で”黒塗り”されているものもあった。オルガンやピアノは大変高価で地域が学校に寄付したという。理科実権具が展示されている。また、京都の学校ゆかりの作家が母校に寄贈した美術工芸品を間近に見ることができる。
余談だが、1902年(明治35)生れの今は亡き母親だが、大正・昭和・平成を生き長らえ、カタカナの文字の手紙を貰ったことを想い出される。
<京都市学校歴史博物館>
住所:京都市下京区御幸町仏光寺下る橘町437
時間:AM 9:00~PM 5:00
入館料:大人200円 小100円
市内の小・中学生は土日無料「障害者」無料
交通:阪急京都線 河原町駅下車、南西へ徒歩5分。
市バス 四条河原町バス停 河原町通より西へ二筋目を南へ徒歩5分
休館日:水曜(休日の場合は翌日)12月28日~1月4日
0 件のコメント:
コメントを投稿