2018年6月8日金曜日

真如堂 菩提樹と紫陽花

5日、左京区の真如堂境内で菩提樹が見頃を迎えている。毎年6月半ば、葉脇から淡い黄色の花が鈴なりにぶら下がり、境内に甘い香りを漂わせている。
お釈迦さまは菩提樹の下で悟りを開いたとされ、仏教では聖木とされている。
花はすぐに結実し、7~8ミリに生長して、秋には茶色く熟し、同堂では「実が2つ以上付いているものを財布に入れておくとお金が貯まる」などという言い伝えがあるという。
菩提樹の樹齢は250年ともいって“古木”である。
インドの菩提樹はクワ科で種類は異なるが、中国や日本ではシナノキ科の高木を菩提樹と呼んでいる。
真如堂は例年並みの時季に花を付けた。
青々とした葉の下にかれんな花が咲き誇り、参拝者が写真を撮って楽しんでいた。
真如堂をお参りし、本堂右横を散策し、萬霊堂前のアジサイ園に行った。
紅葉で名高い真如堂は、梅雨の折、参拝の人影も少なくは絶好の撮影日和であった。
アジサイは別名、「ハイドランジア(七変化)」とも呼ばれ、ガクアジサイとホンアジサイの2種類に分かれいる。
アジサイは元々日本原産の植物だが18世紀頃ヨーロッパに渡りガクアジサイが品種改良され、手毬のような形になったという。
ガクアジサイのガクは「額」とガクアジサイの萼(がく)は違って、ブロッコリーのように小さい花が密集した形になっている。
花が額縁のように萼で囲っているので、ガクアジサイと呼というが、とっても紛らわしく、花びらではなく萼(がく)に色がついたもので花ではないという。
美しく咲いたアジサイの花言葉は「忍耐強い愛」という。
真如堂の「アジサイ園」も六年目になりアジサイの樹木も生長し、美しい花を咲かせていた。
金戒光明寺の三重塔(国・重要文化財)から市内を眺めた。(6/5撮影)

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