2017年3月15日水曜日

近江今津 ザゼンソウ群生地

13日、湖西の春の訪れを告げる植物としても有名な近江今津のザゼンソウ群生地に三年ぶりに行った。ことしは春の足音が少し遠のいた感じがし、近江今津町のザゼンソウも 今津町弘川の湿原に群生している。
ザゼンソウ(座禅草)は、高さは10~20cmでサトイモ科の植物で、褐紫色の地味な姿をしていて約3000株が自生している。
別名・ダルマソウともいい多年草で、僧侶が座禅をしている姿に似ていることから“ザゼンソウ(座禅草)”と名付けられたという。
珍しいザゼンソウは花を咲かせる際、30度近くまで発熱する不思議な植物で、外気温がマイナスに下がっても肉穂花序(にくすいかじょ)は25度近くに保たれる。
ザゼンソウの発熱で周囲が円形に雪が融ける姿が見たいものだと期待していたが、ことしは3月中旬で叶わなかった!
雪の中に頭をのぞかせて、白雪の中からぽっかりと顔を出すザゼンソウの姿は中々観るころは出来ない・・・。
民家も建ち並んだ竹林の湿原帯に自生していた珍しい植物は、1981(昭和56)年、今津中学校の生徒が理科授業中の観察時に発見したという。
その後大切に保護され、今では毎年、早春の頃に群生地に花を咲かせている。
JR湖西線・近江今津駅から小浜行きのJRバスに乗車、国道303号若狭街道、「ざぜんそう前」への停留所まで約7分、国道を横断、左側に入った竹やぶの中の湿地「ザゼンソウ群生地」に10分足らずで到着した。
竹とザゼンソウ、湿地に生えている。
今津弘川の湿原のザゼンソウ群生地は、国内自生地の南限とされ、環境省の「自然環境保全基礎調査」の特定植物群落に選定、県の「緑地環境保全地域」に指定されおり、遊歩道が整備されている。
 <近江今津ザゼンソウ群生地>
ザゼンソウ群生地 無料
住 所:滋賀県高島市今津町弘川
電 話:0740-22-2108 (びわ湖高島観光協会今津支所)
交 通:JR近江今津駅~小浜行き「ざぜん草」前下車、徒歩すぐ
駐車場:有り 障害者・可

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