29日、下京区市比売神社(いちひめじんじゃ)で厄年の「女性の守り神」の無事を願う「女人厄除まつり」が営まれた。

この日、本厄や後厄など五人の着物姿の女性たちが願い事を記した矢羽根を神前に奉納し、同神社の宮司から本殿で女人厄除祈祷を受け、平穏無事に過ごせるように祈った。

矢羽根を胸に手水舎で神職から禊ぎ式があった。

同神社の女性の守り神として厄年にあたる「福女性(ふくおんな)」五人は本殿へと向かった。

神職から厄除けのお祓いを受け、ポンポンと拍手を叩いた。

平安時代に盛んになったという女人厄除まつりは、「源氏物語」にも記されていたが途絶えていたが復活された。

神妙な面持ちで祈祷を受けて、矢羽根を奉納した。

いけばな京楓流「小嶋京楓」家元さんによる舞いや厄除け「花の奉納」が社務所で行なわれた。

京楓流「小嶋京楓」家元さんは後ろ向きに活け花を指していった。

美味しい「ぜんざい」が振舞われた。

その後、同神社の神職、雅楽と巫女さんたちと振袖の女性たちは五条大橋まで行列をした。

五人の女性は橋の上から『福は内、福は内』と声を上げながら鴨川へ豆を撒いて邪気を祓った。

五人の女性は五条大橋でそれぞれの思いを胸にその年の厄除けを願い、「厄除福豆」の晴々とした表情で豆まきをした。

神社の女人厄除まつりには大勢の福女性が参拝し、矢羽根に記入していて今年で30回目となる。

また厄除け花の奉納の後には、美味しいぜんざいの「歳祝い膳」が振舞われ一足福豆が参列者に配られた。(1/29撮影)
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