2016年8月29日月曜日

ギオンコーナー「佐志郎ゆかた会」

28日、祇園歌舞練場隣のギオンコーナーで午前9:30~午後16:00、今藤佐志郎さんの指導のもと、長唄のゆかた会があり、入場無料でこんな催しがあるのを初め知って出かけた。 ゆかた会は今藤佐志郎さんによる発表会で、舞姿は拝見しているが長唄・三味線姿は見たことがなく貴重な日だった。
開演は早く、まず登場した舞妓さんの小ふくさんが、浴衣姿で演目は「岸の柳」の謡で、澄んだ歌声で聞き惚れた。
続いての演目は「末広狩」、小ふくさんと小はるさんの謡、三味線は小えんさん。
京の四季は初々しいふく珠さんとふく英(はな)さんの謡で、お仕込みの三味線で将来が楽しみだ。
お次の演目は「都鳥」、小はるさんとふく英さんの三味線で演奏。そして「供奴」をふく兆さんが前を向いて演奏した。
お次はふく苗さんが三味線で「鞍馬山」を演奏。八番目の演目は「松の翁」を小ふくさんが三味線で演奏した。
宮川町芸妓さんの君有さんは、三味で「吉原雀」を演じたが風格があった。
宮川町最後は「越後獅子」だった。上七軒からも四名の芸舞妓さんが出演、演目は「多摩川」勝奈さんは浴衣姿で三味線を演奏した。
お次は「雛鶴三番叟」を芸妓さんの勝音さんが弾いた。
上七軒からの芸妓さんの勝也さん「秋の色種」を演奏、 囃子入り「勧進帳」は素晴らしく迫力も見応えがあり、「里の助」さんの三味線の演奏も大変よかった。
芸舞妓さんたちの堂々たる舞台姿に感服し、日ごろの鍛錬の厳しさを感じた。(8/28撮影)

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