2016年6月7日火曜日

菩提樹と沙羅の花 真如堂

5日、左京区の真如堂で2日に菩提樹、4日に沙羅の花が咲いたというので行って見た。菩提樹はクワ科だが真如堂の菩提樹はもとより、日本の寺院に植えられているが中国原産のシナノキ科で両者は異なる種類という。
仏教が中国に伝わった時、インドの菩提樹は中国では育たなかったので、これに似た葉を持つ中国原産のこの木を「菩提樹」と呼ぶようになったという。 
毎年6月半ば、葉脇から散房状の集散花を下向けに出し、淡黄色の小さな花が甘い香りを境内に漂わせている。
花はすぐに結実し、7~8ミリに生長して、秋には茶色く熟し、同堂では「実が2つ以上付いているものを財布に入れておくとお金が貯まる」などという言い伝えがあるという。
菩提樹は仏教三聖木の一つで、この木の下でお釈迦さまが悟りを開かれたとされている。

真如堂の菩提樹の樹齢は200年から250年ともいって古木である。

夏椿といって沙羅とは別の種類の木で、朝に咲いて夕べに散るというはかなさから、仏教の無常観を表す花とされている。
独特の甘い香が漂う菩提樹を見上げ、綺麗なクリーム色の花は左京区の「区民の誇りの木」になっている。 (6/5撮影)

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