4日、バラとシャクヤクが終わりを告げる6月初旬、ハナショウブは初夏の花として多くの人々に親しまれている。梅雨の季節を迎えてハナショウブとアジサイの出番という。
植物園のハナショウブは、早咲きから遅咲きまで順々に観れるが、ことしは例年より早く咲いていた。
それでも「うゎ~きれい~」と口々褒め称え、紫色や白色などしっとりとした雅な姿が美しかった。
花の色は白、ピンク、紫、青、黄など、約200種1万株があって、どれもが素晴らしく優劣は付け難く「いずれがアヤメかカキツバタ」と言われている。
端午の節句の日に菖蒲湯に使われるショウブは別品種(ショウブ科)でサトイモ科に分類される植物である。
どちらがお好き?左、清少納言と村雨の品種。
ハナショウブは、ノハナショウブから改良された園芸種で、大別すると江戸系・伊勢系・肥後系の三つに分類されている。
左、新世紀という種類、青柳染。
江戸系の花は色彩の変化を富んでいて浮世絵にも描かれたという。
伊勢系は優雅で繊細な花形で1952年に「イセショウブ」の名称で三重県指定天然記念物となり、全国に知られるようになったという。
肥後系は門外不出を条件に譲り受けたもので、「肥後六花」の一つであるが大正時代、瞬く間に人気を得たという。
昔から初夏の彩りにハナショウブは涼しげに咲き、多くの人に親しまれている。
つづきは生態園他でササユリ等々を観た。(6/4撮影)
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