新春のイベントとしてポルタプラザ広場では京都の7寺院が所有する「大本山が誇る天上龍」が展示されている。
建仁寺の法堂天井の双龍図は、平成14年小泉淳画伯の作品で二匹の龍が仏法を守る姿が表現されている。東福寺の蒼龍図を日本画家の堂本印象がわずか17日で描きあげたという。
南禅寺は明治42年に再建された法堂の天井に、幡龍が描かれいる。通常法堂内部には入れないが、外部から見ることができ、今尾景年画伯の大作と云われている。大徳寺は、寛永13年、法堂再建時に狩野探幽筆(35歳)によって描かれた「鳴き龍」と呼ばれている。通常は非公開だが春の京都禅寺一斉拝観で見ることができる。
妙心寺の雲龍図は狩野探幽が55歳のとき8年の歳月の要して描きあげた。通称「八方睨みの龍」とされ、立つ位置や角度によって龍の表情や変化するように見えてくる。天龍寺は平成9年、加山又造画伯により「八方睨みの龍」が描かれている。
相国寺の蟠龍図は慶10(1605)年に再建された際に狩野光信によって描かれた「鳴き龍」とも呼ばれている。堂内中央付近で手を叩くと、天井に反響してカラカラという音が返ってくるという。
新春恒例企画はめでたい龍図、禅寺の美の雰囲気を醸し出し迎春ムードを高めていた。(1/2撮影)
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