2015年10月12日月曜日

西院 春日祭

11日、西院の春日神社の例祭で童子が扮する約30名による勤皇隊や鼓笛隊神楽など奉納する祭が行なわれた。
午前10時例祭・神輿発御(はつぎょ)祭のあと、盛大な例祭の巡幸は午後12時30分から童子が扮する勤皇隊・鼓笛隊や童女たちの稚児社参などで幕を開けた。
江戸時代初期から受け継がれている春日祭は、毎年10月第2日曜に行われる秋祭りで無病息災・五穀豊穣を祈って祭礼が行われた。

春日大明神を先頭にシャンシャンと‘鳴りカン’を鳴らして担ぎ手はくる。
各町内からの法被姿の威勢の好い担ぎ手の氏子たちは、東組・西組の二基の神輿は、それぞれ約2トンとかなり重量があり、「ホイット、ホイット」と大きな掛け声とともに、シャンシャンと鳴る神輿を上下に揺らす勇壮な姿がみられた。
神主さんからお祓いを受けた後、神輿の魂入れがあり、総勢504人の担ぎ手は神妙にした。
午後1時、東門から二基の神輿が出て北へ向かった。
巡行行列は、東の鳥居から北へ向かい、六角通を右折し車の多い繁華街、西大路四条に出た。
子ども神輿と裃(かみしも)を整える氏子連中が祭を盛り上げた。
昭和10年ごろから中京区と右京区ができて氏子区域が変更、以前、東は西高瀬川(西新道通)から野々宮お旅所付近から北は三条・南は五条と広範囲の祭りだった。
休憩で子どもたちは、お茶やジュースなど頂いた。
供奉行列は午後2時30分ごろ、見せ場の西大路四条交差点で五基の剣鉾などや二基の神輿の辻回しをした。

観衆が見守るなか、五基の剣鉾が天高く舞い拍手を送っていた。
法被姿の威勢の好い担ぎ手の氏子たちが「ホイット、ホイット」と大きな掛け声とともに、神輿が高く掲げる勇壮な姿がみられた。
淳和天皇の退位に伴もない淳和院離宮(別名西院・この付近の地名である西院の由来)へ居を移すに際し、その守護社として西院「春日神社」は創建されたのである。
<西院 春日祭>
住  所:京都市右京区西院春日町61 
電  話:075-312-0474
参  拝:9:00~17:00無料
交  通:阪急西院駅/嵐電西院駅より徒歩約3分      
      市バス西大路四条停留所より徒歩約3分
駐 車 場 :自家用車10台

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