2010年8月24日火曜日

みちのく紀行 宮沢賢治記念館

つづく・・・花巻き生れの詩人・童話作家である宮沢賢治、「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ・・・」など数々の名作を残した。記念館は、詩や童話、教育、農業、科学と多彩な活動を繰り広げた賢治の業績を讃え、没後50年にあたり開設した。
資料館から見た市街地童話の猫の事務所が入口賢治は、1896(明治29)年8月27日 に長男として花巻市に生まれ、質・古着商の裕福な家庭で育ったが、1933(昭和8)年9月21日に急性肺炎で死去した。享年37歳の若さだった。東北新幹線が見える。モヤが無けれ早地峰山見える
北上川方面岩手県花巻市にある記念館は、東北新幹線・新花巻駅から徒歩約10分で小高い胡四王(こしおう)神社とならんで見晴らしの良いところである。
ここには四つの館が存在している。賢治の学校の説明聞く
後方は童話館まず賢治童話館は、童話村で賢治の学校としさまざまなジャンルで紹介している。隣には博物館もある。そしてメインの資料館には、無料のシャトルが運行していた。2002(平成14)年以前は運行されておらず、汗を垂らし登った記憶がある!
ブナの林を過ぎると・・・もう一つ、ブナ林の山を散策しながら下るとイーハトヴ館があった。
それぞれ大きく四つの分野に賢治の遺品や作品、映像、図書資料などの展示のみならず賢治の愛用品、自筆原稿、農民指導のための教材絵図などを収蔵している。来客数も多く、展示内容の濃さは地元だけに半端でない!

子どもの頃から鉱物採集に熱中した宮沢賢治、家人から「石っこ賢さん」と呼ばれていたという。
賢治は深くふるさとを愛した郷土岩手の地を深く愛し、作品中に登場する架空の理想郷に、「岩手」をエスペラント風にしたイーハトヴと名づけた。
宮沢賢治は「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「注文の多い料理店」などなど数々の童話があるが、誰でも知っている有名な、童話館の内部


雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシズカニ ワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ ジブンヲ カンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ小サナ萱ブキノ 小屋ニヰテ
東に病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ行ッテ コハガラナクテモイイトイヒ
北ニケンクワヤソショウガアレバ ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ 
サウイフモノニ ワタシハナリタイ 銀河鉄道の模型
イーハトヴ館の入口1931(昭和6)年、病に倒れ、帰郷して再び療養生活に入るが11月3日、賢治は「雨にも負けず」を手帳に記し創作活動もおこなった。
つづく・・・
<宮沢賢治記念館>
住    所:岩手県花巻市矢沢1-1-36 電話:0198-31-2319
開館時間:8:30~17:00(※入館は16:30頃まで)
入場料金:大人350円、大高生250円、中小生150円・障害者手帳提示で無料
交   通:JR釜石線・東北新幹線「新花巻駅」からバス
      「宮沢賢治記念館口」~徒歩10分

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