2010年8月3日火曜日

祇園街の夏・・・八朔

髪の結い方も違う芸子さん
豆そめさんと豆はるさんの舞妓8月1日、東山区の祇園一帯など花街では、芸妓さんや舞妓さんが日頃お世話になっているお茶屋さんや師匠宅へあいさつして廻る「八朔(はっさく)」の伝統行事が行われた。
八朔とは八月朔日の略で、旧暦の8月1日のことで、花街の8月1日は八朔と言う特別な日である。花街の八朔は、伝統行事となっている
足早に芸事の師匠宅や普段お世話になっているお茶屋さんを廻る夏空のもと礼服の黒紋付き姿の芸舞妓さんたちは、お姉さん芸妓さんたちと連れ立ち、足早に芸事の師匠宅や普段お世話になっているお茶屋さんを訪ね廻り「おめでとうさんどす、相変わりませずおたの申します」と、にこやかに挨拶を交わした。「おめでとうさんどす、相変わりませずおたの申します」と、にこやかに挨拶をする 祇園新橋は紅がら格子と芸舞妓姿が好く合う
八朔は、もともと旧暦の8月1日(朔は一日の事)で、この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。絽の五つ黒紋付、髪は「奴島田」に結う
知人のカメラマンに会釈するこのことから「田の実の節句」ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃お世話になっている人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになった。本家や得意先、さらに贔屓(ひいき)と感謝を願い挨拶回りをする習わしがあり、花街では今もこの習わしが残っており伝統行事となっている。これが一般社会にも八朔に物を贈る習慣が定着し「お中元」の風習となっている。 「田の実の節句」、稲穂が花の咲くころ
いつにも増して凛々しく美しく清々しい午前8時半過ぎ、祇園白川巽橋付近に到着・・・某TVカメラもスタンバイ!
暑さも最高潮のこの頃だが、昨年は雷雨に見舞われたという誰かが喋っているのを耳にしたが今日は汗が滴る。舞妓さんは日よけ傘を手に
お世話になっている処を廻る祇園周辺の挨拶廻りは9時半頃から昼頃にかけて行われた。
お姉さん芸妓に連れられた舞妓さん、一人で歩く芸舞妓さん、炎天下にも関わらず黒の正装姿の彼女たちは、いつにも増して凛々しく美しく清々しい。
舞妓さんは「奴島田」に髪を結い、絽の五つ黒紋付、芸妓さんも絽の黒紋付で正装し、お師匠さんや出入りのお茶屋さんに「おめでとうさんどす」とあいさつ廻りをする。舞妓さんの後姿、だらりの帯
白川巽橋を渡って置屋に帰るあいさつ廻りをする光景を写真におさめようと朝から大勢の写真愛好家や観光客らが集まり、祇園白川巽橋や切通し、一力亭周辺は大変な賑やかだった。
この日祇園の街は、美しい芸舞妓さんで一層華やいだ。
花街では新暦の現在も八朔の行事が続いており、京都の夏の風物詩になっている。

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