6月25日、北野天満宮では御誕辰(ごたんしん)祭と大茅の輪くぐりが行われた。
御誕辰祭は、祭神の菅原道真公の生誕にあたり、夏越(なごし)天神ともいわれ、真夏をひかえ庶民の健康と厄除け・無病息災を願うための「大茅の輪くぐり」が楼門で行われた。
楼門に、茅(かや)で作った直径5メートルの「大茅の輪」を掲げ、この輪をくぐると一年中無病息災、特に夏の病気にかからないと伝えられている。
奉製の「大茅の輪」は右京区京北町より刈り出し干し上げた茅で京都最大である。
茅を青竹に巻き上げた後、楼門に掲げる作業は、相当な重量のため天井に滑車を取り付け職員総がかりで一気に引き上げるという勇壮なものである。
三光門(中門)に入ると、中央に「茅の輪」があって「茅(ち)の輪」を「智の輪」と解釈し、学問の神さまである天神様のご利益を授かり、この夏を無病息災で乗り越えるため、みんなぞろぞろと茅の輪の中に入ってお参りをした。
全国各地からの修学旅行の生徒は初めて見る“茅の輪”が物珍しく、意味不明のまま、付き添いの教職は、兎に角、茅の輪をくぐれば好いことがあると諭していた!
そのとき、K・Nさんに声を掛けられた!
K・Nさんは西京区大枝の自宅からタクシーで着いたという。週一回、洛西S病院リハで会う人で知った方に遇うのは滅多にない!記念に茅の輪の前で撮影した。
菅原道真公は845(承和12)年、是善公の第三子として6月25日京都に誕生し、903(延喜3)年59歳で福岡県大宰府で亡くなった。これに因み、毎月25日が天神さんの縁日とされ骨董市や植木市などの露店と共に終日賑わっていた。
なお、北野天満宮では、6月30日にも「茅の輪くぐり」を執り行っている。
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