30日、山科にある天台宗の毘沙門堂(びしゃもんどう)に、散紅葉を観に行った。毘沙門堂は、本尊に京の七福神のひとつ毘沙門天を祀ることからこの名が付けられた。
春はシダレザクラなどの桜花が咲き誇り、秋は紅葉が境内を鮮やかに彩る眺めは圧巻である。
創建は703(大宝3)年文武天皇の勅願で僧行基によって開かれたという。
表門の仁王門は今から350年前再興された。
霊殿の屋根に散紅葉が積もって美しい光景を醸し出していた。
本堂の本尊 毘沙門天像は微小の「秘仏」で330年後しか拝むことが許されないという。
毘沙門堂の紅葉。
勅使門に向かって伸びる参道の石畳は「散り紅葉」が赤く敷き詰められ紅葉の名所といわれている。
霊殿には狩野永叔主信が描かれた天上龍があり、宸殿には狩野益信筆の障壁画がある。
勅使門は檜皮葺の総門で後西天皇より拝領したという。
勅使門の散紅葉。
毘沙門堂の境内の紅葉は、“知る人ぞ知る”京の名所であり、 真赤に染っていた。(11/30撮影)
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