2017年10月25日水曜日

祇園甲部 襟かえ

24日、祇園甲部の置屋・西村さんで「実佳子」さんの「襟(えり)かえ」が行われた。「襟かえ」とは舞妓さんから芸妓さんになる儀式で、男衆さんの手引きで日頃お世話になっているお茶屋の女将さんやご贔屓筋にご挨拶して回る慣わしである。
正午過ぎ、羽織着物姿の男衆さんと、今日の主役「実佳子」さんは、西村さんから挨拶廻りのため姿を見せた。
実佳子さんは黒紋付に身を包み、着物の裾をたくし上げ、“襦袢”は金銀摺箔文様入りの正装で「おかあはん、よろうしゅうにおたのもうします」と挨拶をした。
置屋・西村さんの前は写真愛好家たちで超混雑、花見小路通りも大勢の人並みで溢れパニックだった。
晴れて舞妓さんから芸姑さんになるための儀式も済ませ、新芸姑「実佳子」さんを撮影するため行ったが、大勢のカメラフアンが訪れていた。
男衆さんが西村さんの「実佳子」さんの『襟かえのご挨拶にまいりました』というと「おかあはん、どうぞよろうしゅうにおたのもうします」と実佳子さんはあいさつ、女将さんが『一段と美くし~なって、おきばりやすや!』と声が響いた。
お茶屋・多麻さんとつる居さんにも入った。
男衆さんと実佳子さん。
口元や目尻の京紅がとても美しく、20歳そこそこと思えない艶っぽさがあった。
華やかな襟かえの髪型は、絢爛豪華な「先笄(さっこう)」の髷(まげ)を結う、時期は20歳前後の場合が多く芸妓さんになる1週間から10日ぐらい前から準備をするという。
四条花見小路で、西村さんの実佳子さん。
進々堂で、実佳子さんは紗月さんと遭遇した!
着物の襟をこれまでの赤襟から白襟に変えることから『襟かえ』といわれるもので舞妓を卒業、芸妓(げいこ)さんになるお披露目である。
今日は襟かえで芸姑さんになるため、お茶屋などに回った。
巽橋の橋の上で、男衆さん、実佳子さんご苦労さんでした。祇園甲部 襟かえのつづき・・・。(10/24撮影)

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