2017年10月20日金曜日

上七軒 お店だし

秋のをどりなど各花街では舞妓デビューのラッシュで、昨日(19日)、 北野上七軒のお茶屋・梅乃さんで午後3:00から「お店だし」が行なわれた。
今日デビューする舞妓さんの「梅たえ」ちゃんは、誂えた黒紋付に身を固め、男衆さんに連れられ、左足から敷居を跨いだ。
お茶屋・梅乃さんは「梅たえ」ちゃん、正装の黒紋付と扇子を持ち、梅乃さんの暖簾前でお辞儀をした。
男衆さんに引き連れられ「お店だし」のご挨拶廻りをした。
舞妓になった「梅たえ」ちゃんは「おかぁ~さん、どうぞよろしゅ、おたのもうします」と丁寧に頭を下げた。
始めて入る裏通りにもいって挨拶した。
梅たえちゃんは「芸妓」になる前の3~4年の修練期間経て一通りの舞や三味線、お囃子などを勉強し、芸妓さんになるための修業をするという。
上七軒お茶屋組合に挨拶に寄った。
初々しい少女が晴れて舞妓さんになるというお墨付きができ、だらりの帯とぽっくりの音も軽やかに、梅たえちゃんは男衆さんとご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶をした。
お店だしとは幼い少女が晴れて正式に舞妓さんになった儀式することで『舞妓さんデビュー』のことである。
各置屋さんでは‘お仕込み’ さんと呼ばれ、次段階になるのが「お店だし」舞妓デビューとなり、20歳ごろ芸姑さんの‘衿替え’と呼ばれる儀式がある。
北野天満宮東門前で・・・。
一年未満の舞妓さんは『下唇』にしか口紅をつけることができず、白粉も三日間は女将さんが付けてくれるという。
上七軒のお茶屋・梅乃さんの梅たえちゃんのお店だしがあり、それを取り巻くカメラマンたちの一団で熱があがり盛り上がった。(10/19撮影)

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