楼門(国宝・鎌倉時代)遺構では日本最古といわれ、本堂は1667(寛文7)年、戦国の兵火で焼け金堂の跡地に再建されたものである。
同寺は「コスモス寺」、「花の寺」とも呼ばれて、四季の移り変わりに応じて色々な花が楽しめるようにされている。
特に秋はコスモスの花は有名で種類も多く、約10万本のコスモスが境内に咲き乱れていた。
日本最古の楼門(ろうもん)は鎌倉時代に寺を再興したときの回廊門で、和様に天竺様式を取り入れ、美しく屋根のそりを見せてくれ、般若寺の中で唯一国宝に指定されている。
天平のころ平城京の鬼門を鎮護する寺となり、以来、般若経の学問寺として栄えていた。
平安末期荒廃しながらも鎌倉時代に入ると復興し十三重石塔や文殊菩薩などが祀られ庶民の信仰の中心となった。
本堂は、戦国の兵火で焼け金堂の跡地に再建されたもので入母屋造、本瓦葺きで江戸時代に建てられた。
シンボルとなっている十三重石塔は、735(天平7)年、聖武天皇のとき、平城京の鬼門鎮護のため堂塔を造営されたと伝えられている。
石仏や十三重の石塔、三十三観音石像周辺を覆い尽くすコスモスの花は見事で多くの観光客を魅了した。
コスモスは、白、紫、ピンク色など種類も多く、約10万本のコスモスが境内に咲き乱れていた。
<奈良・般若寺のコスモス>
場 所:奈良市般若寺町221番地
電 話:0742-22-6287
拝 観 料:大人500円障害者300円
拝観時間:9:00~17:00
交 通:JR・近鉄奈良駅~奈良交通バス青山住宅行・般若寺下車徒歩5分
駐 車 場:あり(無料)◎コスモス満開の土日有料500円
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