祇園祭の山鉾巡行は都大路を煌びやかに飾る歴史絵巻、「動く美術館」そのものであり、山鉾は町衆が脈々と受け継いできた華やかな祭り気分を盛り上げた。 17日、八坂神社では16:00から南区の綾戸国中(くなか)神社の祇園祭の神幸祭で神輿(みこし)を先導するお稚児さんが神社の宮司らに付き添われた。
綾戸国中神社の神幸祭は、お稚児さんは二人で、年少者が17日に、年長者が24日の還幸祭にご奉仕する。
八坂神社の祇園祭の神輿「中御座(素戔鳴尊)」を綾戸国中神社のご神体の馬の形をかたどった木彫りの「駒形」を胸に携えて白馬に乗り、先導する大役を務めた。
祇園祭八坂神社、 神幸祭の行列。
綾戸国中神社のご神体とされており、胸に木彫りの駒形(馬の首)をかけて行列に供奉されるので、「駒形稚児」という名で呼ばれている。
神幸祭は祭神を遷(うつ)し、三基の神輿は祇園石段下へと進んだ。
東御座は子ども神輿が氏子区域を巡行し疫病退散を祈る。
中御座(三若神輿会)、東御座四若神輿会)西御座(錦神輿会)の3基と1基の子ども神輿会が各地域を練り歩き四条御旅所まで巡行した。
あ石段下では三基の神輿は「中御座」、「東御座(櫛稲田姫命)」、「西御座(八柱御子神)」で約千人以上もの與丁により担がれる。
お神輿を掲げて揺らす「差し上げ」を披露した。
白い法被姿の與丁たちは何回も頭上に神輿を掲げて揺らす「差し上げ」を披露、集まった観覧客からは拍手が鳴り渡って酔い痺れ魅了した。
京都の夏を彩る八坂神社の祇園祭、三基の神輿渡御が氏子地域を隈なく廻って四条新京極の御旅所に一週間、還幸祭まで留まる。(7/17撮影)
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