平泉の中尊寺ともう一つ、特別史跡の臨池伽藍跡と浄土庭園の毛越寺を覗いてみた。平泉の中尊寺、毛越寺、松島の瑞巌寺、山形の山寺・立石寺はともに慈覚大師円仁(じかくたいしえんじん)の開基という。
松尾芭蕉が「奥の細道」でみちのく巡礼した寺でもある。悲運の武将 源義経公をしのび、「夏草や 兵どもが 夢の跡」句を詠んだ。前庭には大泉が池を中心とする浄土庭園が配されていて特別名勝である。
毛越寺一山の本坊は、本尊薬師如来(平安時代作)脇士日光・月光両菩薩を安置している。ハス池には美しい花が咲いていた。この季節、萩の花がちらほら咲いていた。
大泉ヶ池の周辺の広大な境内には、開山堂や二代基衡公が建立し三代秀衡公が完成させた嘉祥寺、講堂跡があり、金堂円隆寺は毛越寺の中心的な堂であったといわれている。
その美しい流れとせせらぎは浄土庭園に風雅な趣を添えており、鑓水は「曲水の宴」の舞台となっている。
常行堂の本尊は、宝冠阿弥陀如来、奥殿には秘仏・摩多羅神を祀っている。
大泉が池は塔山を背景に仏堂を前に造築された浄土庭園で、池には南大門から中島、円通寺へと続く二つの橋が架けられていたという。
池は海を表しなぎさには州浜、築山など海浜の趣向が凝らされていた。東日本大震災の影響で約8度傾いたが修復で元に戻ったという。850(嘉祥3)年、慈覚大師がこの地に一宇の堂を建立し、嘉祥寺と号したのが毛越寺の起こりである。
親友に感謝、中尊寺金色堂や毛越寺をドライブしたがラ・フランス温泉で湯に浸かり身も心もリフレッシュした。
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