つづく・・・京都府八幡市と大阪府枚方市の県境に跨る摂南大学の交通は京阪電車「樟葉」駅下車、バスで15分のところにある。今回薬用植物園、「夏の薬草見学会」の催しを知ったのは、H・M氏が既に当薬用植物園に訪門、6月中旬お誘いがあった。今回は猛暑の中だったがその後、教室で標本園等の植物の観察や10種類ほどのお茶の試飲や有用植物の煮物など試食があった。
マツバラン(マツバラン科)、リウマチの痛み、閉経・出血など打ち身に用いられる。東北中部以南に分布する。ショウガはジャワ原産で大きさは60cm以上にもなる。花は白か黄色、果実はオレンジ色なる。
チョウマメ(マメ科)野菜として食用、花は濃い輝くような青色で青色染料が採取できる。シクンシ(シクンク科)は、「使君子」といい、花は白から赤に変化、果実は駆虫、消化促進薬。
ツルムラサキ(ツルムラサキ科)は、全草を解熱、利尿の民間薬として用いる。サトイモ(サトイモ科)根茎は食用、糊料にする。花は珍しい!
インドシナ原産。マツリカ(モクセイ科)アラビア・インド原産香料植物として古くから有名、茶をたてると甘い香りがしジャスミンティーとして。ローズマリー(シソ科)は咳や座薬として用いられる。スパイスとしても使う。
レモンバーム(シソ科)強壮薬。キャットニップ(シソ科)猫が良く好む香りでハーブの1つ、南ギリシャ原産。
キバナオランダセンニチ(キク科)茎葉に辛味があってサラダなどに利用されてきた。歯痛や風邪に適す。有毒植物のチョウセンアサガオ(ナス科)曼荼羅華(まんだらげ)洋金花(ようきんか)ともいう。
いろいろな17個の漢方を加え「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」を作った。特に太鼓腹の人に効くと言う。飲んでみたが少し苦かった!キクイモやサワアザミ、ヤアーコンのお浸しがあったがサワアザミが一番口に適していた。
ウメジャムのクラッカーや飲み物もたくさんあって試飲、試食に満足した。摂南大学薬学付属薬用植物園は、神戸市や箕面市など人たちが来ていたが「事前申込制」で人気もありM・U氏に感謝である。
(完)(8/3写真撮影)
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